一回、興味を持ってしまうと、
その事に関する情報や情景が
自然とどんどん目に入ってくる・・・
なんて事ことありませんか?
たとえば、
好きなアーティストの曲が
ふと流れてきたり、
広告が目に着いたり。
欲しいなと思ってた物が、
急に偶然に見つけることができたり。
逆に、
全然興味がない事やモノ、
実は目の前にあっても
気づかないことが多いですよね。
そんな日常に起る
「見える事」「見えない事」って
一体なんだろう?
って考えてみると面白い事が
“観えてきます”

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
今日はそんな日常の「見え方」ってのは
実は、意識の持ち方ひとつで、
人の表情も、街の景色も、
世の中そのものの見え方まで
変わってきます。
そんな不思議な感覚を、
心理学のヒントを通して、
ゆるりと探ってみましょう。
では、ここで
ふたつの面白い心理現象を
ご紹介します。
ひとつ目は「カラーバス効果」。
これは、あることを意識すると、
それに関連した情報ばかりが
目に飛び込んでくるようになる現象です。
たとえば
「赤い服の人を探そう」と思った瞬間から、
周りの赤いものばかりが目に入ってくる。
「丸いもの何ないかな?」と思い始めたら
世の中の「〇」にアンテナが張られます。
皆さんもそんな
そんな経験はありませんか?
そしてもうひとつが
「パレイドリア効果」
曇りガラスの模様が顔に見えたり、
空の雲や壁のシミが動物に見えたりすること

何気ないものの中に
「何か」が見えてしまう、
あの不思議な感覚です。
一見無関係なものに、
意味や形を見出してしまう
人間の脳の習性です。
このふたつの現象って
僕たちの創造性や感性と
深く関係しているんです。
「描く力」世界の見え方を変えていく
「カラーバス効果」と「パレイドリア効果」
これをもっと意図的に活用するために
役立つのが「描く力」なんです。
「描く力」とは、
単に絵を描くことだけではありません。
頭の中のイメージや感情、
ひらめきをアウトプットする力。
スケッチでも、文字でも、
色でも、自分なりの表現方法で大丈夫。
この力を育むことで、
自分の内側にある興味や関心が明確になり、
自然と「それに関連する情報」に敏感になります。
つまり、
カラーバス効果を起こりやすくなり、
小さな違和感や偶然に目を留めるようになります。
さらに、日々の観察を通して
見えないはずの“何か”が見えてきたり、
自分だけの視点で発見ができたり。
パレイドリア効果も活発になります。
この感覚が創造力を刺激し、
表現の幅をどんどん広げてくれるんですよね。
あの、レオナルド・ダ・ビンチも
「パレイドリアは画家が持つひとつの道具だ」と
その手記に記されてるくらいですからね!
ただなんとなく世界を眺めるのではなく、
「描くこと」を通して
自分の感性のアンテナを磨いていく。
そうすることで、
世界の見え方が少しずつ変わってくるんです。

気づきの精度が上がる。
一見、意味のないようなものに、
重要な意味を見いだせるようになる。
まさに誰もが持っている
「天才」を開花させていく
プロセスなのかもしれませんね👇
ぜひ日常の中で、
自分なりの描く習慣を持ってみてください。
ペンでも、ノートでも、スマホでもいいんです。
「描いてみよう」 そうしたらきっと、
「世界の見え方が変わってくる」。
今まで見えていなかったものに気づき、
何気ない日常が、きらきらと輝きはじめる。
そんな変化が、あなたの中で
静かに始まっていくはずです。
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
|
| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |