先日、ふらりと立ち寄った
コンビニの雑誌コーナー、
ふと目に飛び込んできたのが、
真っ白な表紙の『週刊文春』。

そのど真ん中に、
「和田誠さん 48年間のありがとう」
というフレーズが。
普段は買わないけどw
思わずご購入!
えっ、これって…?って、すぐに察したけど、
和田誠さんの名前に、敏感に反応してしまう
自分の感度にも感心してしまったwww
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
週刊文春の表紙って、ずーっと
和田誠さんのイラストだったんだけど、
その長〜い歴史に幕がおろされます。
和田誠さん、
48年間ありがとうございました。
来週から表紙が変わります。 pic.twitter.com/T1xp3VUOAt— 週刊文春 (@shukan_bunshun) August 29, 2025
1977年から48年間。あのポップでカラフルで、
ちょっとユーモラスな和田さんの絵が、
毎週文春の“顔”として親しまれてきました。
和田さんが2019年に亡くなったあとも、
過去の絵を「アンコール」って形で使い続けてて、
なんだかずーっとご本人が生きていらっしゃるようで
それがまた味わい深かったんですよね・・・

写真:2023年「和田誠展」にて
でも、今回手にした2025年8月28日発売号で、
そのアンコールもラスト。
ひとつの時代が、そっと幕を下ろした感じだよね。
その一冊を手に取った瞬間から、
いろんな想いがぶわっと込み上げてきて、
「やっぱり和田誠さんって、
すごい存在だったんだなぁ…」って、
あらためて感じた。
僕にとって和田誠さんは、
ただの“憧れ”って言葉じゃ足りないくらい特別な存在。
今年のイメージビジュアルでは、
チャールズ・シュルツさんと並んで、
和田誠さんの佇まいをモデリングしました~w
イラストレーターだけじゃなく、
映画監督や作詞・作曲家、エッセイスト、
絵本作家としても活躍。
ほんとに“マルチすぎる”クリエイターで、
昭和から平成にかけて日本のカルチャーを彩り続けた人だった。
とくに「似顔絵」といえば和田誠!っていうくらい、
唯一無二のスタイルを確立していて、
僕みたいな似顔絵を描く人間からすると、
山藤章二さんと並ぶ、“神さま級の存在”。
それは、こんなところにも
和田誠さん引っ張ってきて
無理くり考察しております(笑)
和田さんが亡くなってもう6年経つけど、
あの48年間の表紙という“奇跡”は、
彼の絵に宿っていた普遍的な魅力と神通力の証なんだと思う。
これからも、和田誠さんの作品や精神は、
たくさんのクリエイターや表現者にの中で生かされていきます。
僕もまた、和田誠さんのように、
シンプルでやさしさやユーモアを描き出せる存在でありたい。
そして“描くこと”の持つ力を、
これからも信じて追いかけていきたいと
白い『文春』を手にしながら
想いを馳せる週末でした~
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |