Siri先生の棒人間って
地面が描かれていないのに
グラウンディングした状態が
ちゃんと描けてますよね!
先日、受講者さんから
こんなご意見をいただきました。
地面を描いてないのに
地面があるようにちゃんと見えて
足が地について“安定感”を
感じていただけているようです。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
グラウンディング(Grounding)
とは、
地面(=ground)にしっかりと足をつけて立つこと。
足裏でしっかりと地面に立ち、
体が安定してバランスが取れていることを指します。
「地に足をつける」ともいい
棒人間の落ち着いた状態や、
力の入った状態、安定した状態を
表現するときには取り入れたい
捉え方だといえます。
という事で、
今日は「地に足が着いた」
様々な棒人間を描いてみました。
これまでにも
このブログで登場している
棒人間もありますが、
今回は特に“足元をしっかり見て”
描いてみましょう!(笑)
「足」の描き方にフォーカスした
記事はちょっと前に描きましたので
併せてこちらも参考にしてください。
特に今回は
「足底」にあたる線の描き方に
ご注目ください!
① 「安心してください!」の両足立ち
しっかりした仁王立ちを
正面から描く場合は
足底の線は平らにそろえるのがポイント。
代表的なのは昨年再ブレイクしたw
「安心してください!履いてますよ」のポーズw
履いてますよ・・・に関連して、
僕の棒人間って、立ち姿の時には
つま先部分を膨らませるように
描くことが結構多いんですが、
こうすることで、
つま先が前に向いているような
足の立体感が出てきます。
そしてもう一つは、
“愛らしさ”のための表現です。
マンガやアニメに登場する
デフォルメされたキャラクターや
ゆるキャラのようなマスコットキャラクター
って、つま先が大きく膨らんだ
ブーツやスニーカーを履いてますよね!
そういった“可愛さ”や“親しみやすさ”を
醸し出す効果も狙ってますので、
ここから先は、つま先にもご注目ください!
② 堂々と案内する両足立ち
この棒人間は、よく描きます。
ディズニーキャラクターの立ち姿を
参考にしている立ち姿で
少し体が斜めに見せているのがポイントです。
足の向きと形にはかなりこだわっています。
③ 足を前後に大きく開いた構え
脚を前後に開く「ランジ」の姿勢
ストレッチや筋肉体操でもお馴染みの形ですが、
ミュージカルや演劇で
こんなポーズするシーンってありますよね?
④ 堂々と案内する両足立ち
「四股」を踏むように脚を開き
両ひざを外側に向けて、腰を落とした姿勢
両脚が大地をしっかり踏みしめています。
足は仙台銘菓「萩の月」のような
形で描いていますが
この時、つま先は両外側の少し斜め前に
向けているイメージです。
⑤ 片脚に重心を預けた立ち姿
片脚に軽く体重を乗せて
重心をちょっとだけずらすと
“力みのない立ち姿”になります。
細かい話ですが、
こういう表現が使いこなせると
絵から“安心感”が醸されて
伝えられます。
重心をずらす立ち姿については
以前チャップリンを題材に描いてますので
コチラも参考にしてみてください。
⑥ ヒーロー的な登場
足だけじゃなく手も地面に着けて
ヒーローが登場するようなカッコいい
立ち姿(?)にしてみましたw
⑦ 踏ん張りポーズ
四股にも近い形ですが、
両ひざが外側に向けて
足底を真っすぐに描くと
「踏ん張り」の姿になり
力のこもったイメージが伝わります。
ガッツポーズなどを組み合わせれば
“やる気満々”“パワーチャージ”
といったイメージに仕上がります。
棒人間の「グラウンディング」
地に足が着いたイメージは
可愛さやユニークさと併せて
心理的な安定感を
描く人、観る人に与える事ができます。
ホントに細かい表現なんで、
「そこまでする必要ある?」って
想われる方もいるかもしれませんが、
“神は細部に宿る”ともいいます。
これができるだけで、
伝わる印象が劇的に変わり、
みなさんの表現力は
より豊かなものになるはずです。
そんな意識も
棒人間と繋がってもらえたら
嬉しいです!
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アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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住所 | 愛知県名古屋市 |
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定休日 | 土・日・祝日 |