「パントマイム芸こそが世界共通語」
と語ったといわれている
伝説の喜劇王チャップリン
表情や体の動きだけで
物語や感情を伝え
多くの名作を残してきた
彼の佇まい、立ち姿は
まさに絵になります。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
チャップリンの
どこかコミカルな佇まいの中には
喜劇、悲劇の様々な
人間の諸行や感情
醸し出されてるので
観察し甲斐がありますね。
チャップリンの
ダボダボな衣装も
魅力的ではありますが
今回は姿勢にだけを
浮き彫りにしたいので
棒人間で再現してみました!
単純に同じような立ち姿でも
肩、肘、膝などの位置が少し変わる
だけでも、その“表情”は
ずいぶんと違って見えてきます。
姿勢や仕草を描くときに
関節の位置や長さの違いで
表現ができるのが
“重心”です。
棒人間の重心がどこにあるのか?
が分かってくると
「安定感」「重量感」「躍動感」といった
目に見えないことも
表現することができます。
① 直立
ステッキを手にしていますが
全体的にフラットな姿勢で
両足に体重がかかってる立ち姿です。
② ステッキに身を預ける立ち方
ステッキに少し身を預けるようにして
体の重心が向かって右に移動してます。
ステッキと片足で
体重を支えてる立ち方になるますね。
③ ステッキに身を預ける立ち方
②と違い、体重を支える
腕と脚の間の幅が狭くして
ステッキを持つ腕の肩の
書き出し位置も体の内側で
見えるように描くと
少し肩をいれた姿勢で
上体が前傾してるように見えます。
④ ややのけぞる
上体を大きく開くイメージで
軽くのけぞる姿勢。
ステッキはついてるけど
体重は両足にかかってる状態を
表現してます。
⑤ ステッキに身を預ける立ち方
ステッキが斜めにして
身体を支えてる姿勢
膝が曲がってる方の脚は
少し力が抜けてる状態になりますが
反対の脚とステッキで
体重を支えてるため
安定して見えます。
⑥ 片脚立ち
前に進みながら、
後ろを振り向く一瞬を
切り取っている構図です。
重心は片脚だけに乗ってます。
棒人間でもキャラクターでも
全身を描くときは
重心がどこにかかっているのかが
意識できるようになると
立ち姿のバリエーションも増えで
毎回違う“表情”が楽しめますよ!
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アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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住所 | 愛知県名古屋市 |
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定休日 | 土・日・祝日 |
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