


毎年恒例、春祭のタイミングで
下呂の実家へ帰省してきました。
うちでは、春祭は
お盆やお正月と並ぶ“帰る理由”のひとつ。
名古屋と比べると
1週間ぐらい春到来が遅いので
この時期に北上すると
季節の移ろいを長く感じられる
お得感がありますね^^
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
今回は帰省の途中で、
七宗町にある「神渕神社」にも立ち寄りました。
山道を抜けてたどり着いたそこは、
まるで“天空の世界”のような神聖な空間。
鳥居をくぐると、清らかな空気に包まれて、
自然と心がすっと静まる感覚に。
時間や空間を超えたようなつながりを感じて、
「ありのままの自分でいていいんだ」って、
深く確信できたような瞬間でした。
実家に着いてまず迎えてくれたのは、
ちょうど満開を迎えた「八坂湖畔桜」。
ここは実家とダム湖を挟んで
すぐ向かいにある桜の名所で、
満開の桜が湖畔を彩ってます。
特に夜になると、コロナ禍を超えて
復活したライトアップが
水辺全体を照らしてくれて、
まるで桜の花が水の上に
咲いているような不思議で
幻想的な光景に。
湖面に映る桜と光がまるで一体化して、
水の上に花が咲いているかのような美しさ。
このライトアップも、
コロナ禍でしばらく中止されていたんですが、
去年から復活して、
今年はベストなタイミングで観ることができました。
実は名古屋では桜をあまり見られなかった今年。
だからこそ「満開の桜が見たい」と
強く願って帰ってきたら、
その願いがちゃんと届いたようで
嬉しかったですね~
このブログやSNSを通して、
毎年僕の母が育てている「芝桜」を
楽しみにしてくれている人も
いらっしゃるんじゃないかなと思います。
実家の前の土手に広がる一面の芝桜。
毎年春になると、それが見事に咲いて、
行き交う人を楽しませてくれる
ちょっとした春の名所のようになっていました。
↑これは2021年4月の風景です。
そして、今年は
さらに鮮やかなお花の
絨毯が広がっているだろうと
期待していましたが。。。
・・・えっ?!
今年は様子がまったく違いました。
畑に行ってみると、
あの鮮やかな絨毯はどこにもなく、
花はまばらで、
景色はすっかり変わってしまっていたんです。
一体何が起きたのか・・・、
原因は“シカによる獣害”でした。
開花前の蕾や芽を、
山から下りてきたシカたちが
食い荒らしてしまったとのこと。
今まで芝桜にはまったく被害がなかったので、
「まさか」という信じられない気持ちと
なんともやるせない気持ちいっぱいです。
この地域では以前から、畑の野菜が
シカやサル、イノシシの被害に
遭うことは日常茶飯事。
防獣対策と被害のいたちごっこが続いていて、
それでも芝桜だけは不思議と手つかずだったんです。
それが今年、
まるで何かが変わったかのように、
いきなりターゲットになった。
実はこれはうちにだけじゃなく
隣街の郡上市にある芝桜の名所
「國田家の芝桜」も
同じ被害に遭ってました。
シカ食害で名所「國田家の芝桜」大半枯れる、雪解け早い地形影響?手入れする住民ら落胆 岐阜・郡上市https://t.co/xbYPW9zImF
— 岐阜新聞 (@gifushimbun) April 10, 2025
動物も生きるために
必死だということはわかっています。
でも、
人間にとってもこれは
生きることそのもの。
母にとって芝桜は“生きがい”だったし、
それを無残に荒らされた悔しさは計り知れない。
正直、『進撃の巨人』のエレンばりに
「駆逐してやる!」って叫びたくなったくらいです。
こういう現実をを通じて、
自然と共に生きるという
言葉の意味を改めて考えさせられました。
「守る」って、ただ排除することじゃない。
でも、「譲る」だけでも済まされない。
人間も、動物も、どちらも大切な命。
その中でどう折り合いをつけていくか、
すごく複雑な問題だなと感じます。
芝桜の被害で母も
かなり気を落としていたけれど、
今は少し笑顔も戻ってきていて、
今は、なにより“推し”の
演歌歌手・真田ナオキくんの存在が
大きな支えになっているようです^^
3年前くりに僕が描いた
真田くんの似顔絵入りの手作りうちわを
自慢げに振ってくる母ちゃんw
これ持って叔母と
真田くんのコンサートにも行ってきたことを
ご機嫌に話してくれました、
いや~なんだか、こちらが救われる気分で
与えられましたよ~😂
今年春は、いつも美しさだけじゃなくて、
切なさや問いかけも運んできました。
そんなリアルな春の一片を、
この記事を通じて誰かに届けられたら嬉しいです。
自然とどう向き合うか、
そして守りたいものをどう守るか──
みんなとも一緒に考えていけたら
いいなと思っています。
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