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『PEANUTS』75周年の秋にふと想ったこと

ブログ

 

 

アメリカの大人気コミック

 

 

『PEANUTS』

 

 


(写真:2019年スヌーピーミュージアム展)

 

 

日本では「スヌーピー」mしくは

「チャーリー・ブラウンとその仲間たち」

といった方が、

 

すんなり伝わるかもしれませんね。

 

 

 

 

キャラクターとしても今もなお

長年愛されて続けている

スヌーピーたちですか

 

その生みの親って

誰だかご存じでしょうか?

 

 

 

チャールズ・M・シュルツ氏

 

 

1955年10月に

初めて『PEANUT』が掲載されて

今年の秋に75周年を迎えました。

 

 

そして、明日(11月26日)は

シュルツ氏の生誕日!

 

 

 

 

という事で今日は

 

 

スヌーピーや

チャーリー・ブラウンを

生み出した伝説の漫画家いついて

語りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

 

 

生のスヌーピーと出会った日から、僕の線は変わった。

 

 

実は僕、この『PEANUT』に

本格的に惹かれたのは2019年。

 

名古屋で開催された

70周年記念の原画展がきっかけでした。

 

 

https://ameblo.jp/pt-kmitu/entry-12493408752.html

 

 

そのときの僕は、

スヌーピーのことを「かわいい人気キャラ」

くらいにしか知らず、

 

 

 

まさか自分の創作人生に

深く影響する存在になるとは

思っていませんでした。

 

 

 

 

ところが原画を前にした瞬間、

胸の奥がじんわり熱くなるような

体験をしたんです。

 

 

 

 

 

 

原画に残る、揺れたような線は
『PEANUT』独特の描き方。

その一本一本には、

シュルツさんの息遣いが

宿っているようで、

 

 

展示された原画の線

一本一本にくぎ付けになった

記憶があります。

 

 

 

 

シュルツさんは1981年に

心臓の手術され、それ以降、

後遺症で手の震えに悩まされていたそうです。

 

それでも、

亡くなる2000年まで

描き続けた方でした。

 

 

 

作家活動後期の原画には、

その震えによる細かな揺れが残っています。

 

でもその揺れこそが、

温かくて、人間らしくて、

たまらなく心に沁みました。

 

 

 

「完璧じゃない線ないけど、

なんだかとっても優しい」

 

 

そう思いながら原画を

見つめたあの日の感覚を、

今も鮮明に覚えています。

 

 

 

そこから僕は、

手描きの線にさらに

意識を向けるようになりました。

 

 

 

スヌーピーから学んだ「線」の引き方

 

 

 

棒人間や図解を描くとき、

間違いなくシュルツさんを

降ろしてるつもりで描きますw

 

 

 

そして気づけば、あれから6年。
今年2025年は『PEANUTS』連載開始から

75周年 の節目にあたります。

 

https://www.snoopy.co.jp/75th/

 

 


さらに、

 

このタイミングでもう一人、

忘れてはいけない人がいます。

 

 

日本語版の翻訳を手掛けた

詩人の 谷川俊太郎さん です。

 

 

 

 

あの柔らかい言葉づかい、

吹き出しに自然と収まるリズム。

 

 

谷川さんの訳が無かったら、

日本でここまでスヌーピーが

愛されることはなかったかもしれませんね。

 

 

 

谷川俊太郎さんは2024年11月13日に亡くなられ、

今年はちょうど 没後1年 にあたります。

 

 

シュルツさんの誕生日(11月26日)、
『PEANUTS』の75周年、
谷川俊太郎さんの没後2年。

 

 

この3つの事実、

“たまたま知っただけ”なんですが、

 

 

妙にタイミングが重なっていることに

気づいてビックリw

「何かに導かれたか?」

とふと(都合よくw)感じております^^


似顔絵:シュルツ氏と谷川氏(若き日版と晩年版)

 

6年前に展示会に行ったことも思い出し
改めて何かがつながっていたのかもしれません。

 

 

棒人間たちは、

『PEANUT』から強い影響を受けます。

 

線に心を宿すこと。
完璧さよりも温度を大切にすること。

 

手描きが持つ、

人の気配や“味”を信じること。

 

 

 

75周年の今、改めて

『PEANUT』に想いを馳せてみました。

 

 

みなさんも、

スヌーピーやチャーリー・ブラウンが
どんな描かれ方しているか

ぜひ注目してみてください。

 

シンプルな線の中に、

驚くほど豊かな世界が

広がっていることに気づくはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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お問い合わせ

アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
定休日 土・日・祝日

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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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