イラストを描いてたり、
イラストを効果的に活用した
説明やプレゼンを聴いてると、
なんだか想像力が
ふくらんできた!!!

そんな体験をしたことって
あると思います。
写真や映像とはちょっと違う、
イラストならではの力について、
今日は扱ってみますね。

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
まず、イラストは必ずしも
正確・詳細な再現を目的としした表現ではありません。
リアリティを追究するなら
写真や緻密なデッサンや絵画
CG画像などありますが、
手描きの絵やイラストは
むしろ、あえて情報を省略したり、
誇張したりすることによって、
説明するというより
見る人の“想像のスイッチ”を
入れてくれるんです。
たとえば、
表情を「目が点」「口が線」だけで
描いた棒人間でも、
笑ってるとか、泣いてるとか、
ちゃんと伝わるのって不思議ですよね?

これって、僕たちの脳が
「空いてるところを自分で補う」
性質を持っているから
といわれています。
言い換えると、
頭の中にある「余白」があるから
その部分を活かそう!
ということといえますね!

この“余白”があるからこそ、
見る人それぞれの過去の経験、
感情、記憶とつながって、
自分なりの肯定的な解釈
自分だけの物語や意味を
生み出すことが出来ます。
写真や映像など
ガッチガッチに情報が
完成されたものを見たときは
それ以上の想像力というのが
引き出されにくいですよね。
もちろん、
アートやクリエイティブな世界では
写真や映像に余白を持たせた作品存在し
脳や心を魅了してくれるものもあります。
でもこれってかなり高度な表現力
日常的に見る人の
“余白”を活かすことが出来るのは
やはり手描きのイラスト
ではないでしょうか?
イラストが想像力をかきたてる。
こういった感覚的なことを
アカデミックに説明できないかなぁ・・・
って調べてたら、、、、
ありましたよ!!
認知心理学の理論が!!

教育やプレゼンの現場では
「デュアル・コーディング理論(Dual Coding Theory)」
という考え方が実は活用されているんですね。
これは、
カナダの心理学者アラン・パイヴィオが
1970年代に提唱したもので、
言葉(言語情報)とイメージ(視覚情報)を組み合わせることで、
理解力と記憶力が飛躍的に高まるという理論です。

過去記事:一つのイラストは千の言葉に値する。(2024.09.12)
簡単に言えば、「言葉+絵」は
脳の2つの経路を同時に使うから、
記憶に残りやすいし、
より深く理解できるというわけですね。
しかも、イラストは「正解」が
決まっていないからこそ、
見る人の中に余地が生まれます。
だからこそ、子どもも大人も、
自然と「自分なりの意味づけ」を
しながら向き合うようになるのです。


棒人間のようなシンプルなイラストが
ビジネスや教育の現場でも
もっともっと
余白=可能性を広げていきます!!
僕にとって「余白」とは
描く側にとっても、
受け取る側にとっても、
感情や意図を伝えたり、
共感を生んだりする
“場の空気”だと考えています。
ガッチガチに説明するために
描くんじゃなくて
受け手の想像力をしんじて委ねる!
イラストには「伝える力」と同時に、
「引き出す力」もあるということ。

ただの線や丸でできた絵が、
人の心を動かし、
想像の旅へ連れて行ってくれる――
それって、
ちょっとした「魔法」
じゃないかって思ってたりします
(結構ロマンチスト
w)
みんなもぜひ、
言葉だけじゃなく、イラストという
“余白のある表現”
日常の中に取り入れて
楽しんでみてください。
新しい伝え方や感じ方が、
きっと見つかるはずです。
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棒人間コミュニケーション講座 in 塩尻
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📍 会場:塩尻市市民交流センター
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絵心がなくても、だいじょうぶ。
棒人間だからこそ「想い」が伝わる体験、ぜひ味わってくださいね😊
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| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |