突然ですが、みなさんは最近
「もじもじ」したこと、
ありますか?
僕はしょっちゅうあります(笑)
交流会で憧れの人を見つけたとき、
あいさつに行きたいけれど、
他の人と話していてタイミングがつかめなかったり、
緊張しちゃって身体が動かないとか・・・
そんなとき、
まさに「もじもじ」してますね(笑)。
あと、SNSで繋がってたけど
リアルで初めましての人と会うときにも、
「向こうは僕のことわかってくれるのかな・・・?」
みたいな不安や緊張でもじもじします。
今日は「もじもじ」をテーマに
棒人間を描いてみましたよ!
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
「もじもじ」は擬態語であり
オノマトペの一種です。
実際には音がしないけど
物事の様子や状態、感情などを
音で表現した言葉のことです。
「恥ずかしい」
「戸惑っている」
「ためらっている」
といった気持ちや動作・仕草は
実際に音がするわけではないけれど、
音に見立てる日本語特有の
ユニークな表現ですね。
たとえば、
足をそろえて内股にして立っていたり、
無意識に指を小刻みに動かしていたり、
視線が泳いだり…。
言葉にしなくても、
そんな身体の動きだけで
「恥ずかしそう」
「言いにくそう」
って伝わること、ありますよね。
まさに今回の「もじもじ」は
棒人間で表現するには
うってつけの状態です!!
「もじもじ」の感情表現って、
なんだか愛おしさや共感に溢れて、
ちょっとした妄想が膨らんできますね。

両手を前で組む姿は、
あいさつ、謝罪、感謝など伝えるときにも
応用できる基本スタイルです。
あとは表情を変えるだけ、
下を向き、体も小さく縮こまって…。
恥ずかしさ、ためらい、不安、
すべてがギュッと詰まってます。

「だって…」「どうしよう…」なポーズ。
指を胸元でツンツンと突きながら、
内心では言い訳や葛藤を繰り返してる、、、
自己防衛本能、出てます。
そんなイメージです。
ちょっと“昭和感”あるよねw

基本①のポーズから
手を口元に持って行くと
「照れ」や「恥ずかしさ」の感情に
好きな人を前にして、
緊張しちゃって、
ほっぺが真っ赤になって
ド直球で照れてるやつです!
想定外に誰かに褒められるときも
けっこうこうなりますw

身体くねらせてて、
軸の定まらない立ち方で
ちょっとキョドってる系…
手足、身体の動きが定まらず
もじもじ状態が制御不能ですw
⑤ 乙女の恥じらいもじもじ

足をクロスさせて
身体をしなやかに傾け、
手は口元へ…。
浮世絵の美人画のような
イメージで描いてみました
しなやかさを出したくて
描いていますが、腕・脚・身体は
「直線」で描いてるのがポイントです!
「もじもじ」の語源については
はっきりした説はないのですが、
有力なのが
「捩る(もじる)」という
言葉からの派生という説です。
「体をよじる、ねじるような動き」=「もじもじ」
につながったのではないかと言われています。
また、オノマトペ(擬音・擬態語)として
自然発生的に生まれたという考えもあるそうです。
せっかくなので
いつ頃から使われてきたのか?調べてみると
江戸時代、近松門左衛門が描いたとされる
浄瑠璃『長町女腹切』という物語に
「もぢもぢと勝手へ出」という表現が登場します。
300年以上前から、
日本人は「もじもじ」しはじめたんですね(笑)。

いかがでしたか?
「もじもじ」するって、
ちょっと恥ずかしかったり、
不器用だったりするけれど、
実はとても繊細で、
人を思いやってる証拠でもあると思うんです。
そんな感情を、
棒人間で可視化していくのは、
とても楽しくて奥深い表現でした!
あなたの中の「もじもじ」
ぜひ大切にしてあげてくださいね。
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |