先日、面白い学術ニュースを見ました。
東大の奥山輝大教授らの研究チームが、
特定の「嫌い」になる脳の仕組みを
マウスの実験で明らかにし、
光を使ってその感情を消したり、
逆に作り出したりすることに
成功したそうです!
「相手を嫌う」感情消去 東京大学がマウス実験https://t.co/EqMwGx10iF
光遺伝学の技術で光を照射し、神経回路に働きかけ相手への感情を変化させることに成功。不安障害やうつ病などの治療法開発、恋愛のメカニズム研究につながる可能性があります。
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) July 10, 2026
かなり興味が湧いてくる話ですね!
人を好きになったり
嫌いになったりする気持ちは
「性格」や「気分」の
問題だと思われがちですが、
実際には脳の神経回路が
深く関わっていることが
改めて示されたわけですからね!
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
研究によると、
僕たちが誰かを「嫌い」になるとき、
記憶をつかさどる「海馬」と、
感情をつかさどる「扁桃体」を
結ぶ回路の繋がりが
強くなっているんだそうです。
仲が良かった相手から
急に攻撃されると、
この繋がりがぐっと強化されて
「嫌い」という感情が固定される。
そして、マウスの実験では
光でこの繋がりを弱めてあげると、
避けていた相手に
また近づけるようになったといいます。
感情って、
性格や相性の問題というより、
脳の中の「繋がりの強さ」
によるものと考えると、
自分の感情の捉え方も
変わってきそうですね。
実は「海馬」と「扁桃体」については
以前ブログでも取り上げたことがあります。
この東大の研究は、
対人関係のつらさから来るうつや
社交不安といった悩みに、
新しい治療の道を開くかもしれないと
期待されているそうです。
その一方で、
感情に技術で手を加えることへの
倫理的な問いも当然出てきますが、
「好き」や「愛しさ」みたいな
前向きな感情の仕組みにも
広がっていくとのことで、
今後の研究続報も楽しみな
ニュースでした。
今回の東大のニュースに触れて、
「光が感情を書き換える」
という言葉に、
なんだか勝手に親近感を覚えました。
実は「イラスト」の語源には
「光を当てて照らし出す」
という意味が含まれていて、
僕自身、講座やブログでも
ずっとこの「光」「照らす」という
キーワードを大事に使っています。
だから今回、脳の研究でも
「光」が感情に変化をもたらす
鍵になっていると知って、
ちょっと興奮してます(笑)

実際、絵を描いていると、
嫌な気持ちがふっと和らいだり、
逆に嬉しい気持ちがぐっと
膨らんだりすることがあります。
これも脳の中の、
いわゆる「心」と呼ばれる部分に、
何かしらの刺激が与えられ
変化が起きているからなんだろうなと、
あらためて感じました。
僕は、感情を「消す」というより
「上描ききする」
という感覚の方がしっくりきます。
ネガティブな気持ちも、
それはそれで大事にしたい。
だから、なくすんじゃなくて、
その上にまた新しい気持ちを重ねていく。
そんなふうに、日々、
自分や誰かの気持ちに
光を当てられたらいいなと思います。

| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |