――「答えがない」時間が、面白い!
はじめて「哲学対話」という
ワークショップに参加しました。
正直に言うと、
「哲学」と聞いた時点では、
ちょっと構えていました。
小難しそうだし、抽象的だし、
それをベースに対話するって
どういうこと?…と。
実は昔の僕、
こういう“抽象度の高い話し合い”が
好きではありませんでした。
何を話せばいいのかわからないし、
「いい事いうマウント合戦」
のようにも感じてたし・・・😅
そして結局、
結論が出ない、着地しないという
事にイライラして
「あ~、時間の無駄だったぁ・・・」
って、思ってしまうことも、
正直ありました。

でも今回、
その印象がガラッと変わりました。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

今回の哲学対話を企画してくれたのは、
青山学院大学WSD(ワークショップデザイナー)の
同期である、現役の小学校の先生3人。
この時点で、
今の教育現場のリアルな感覚に
触れられるようで、
ちょっとワクワクしました。
使われていたのは、
対象年齢6歳以上の
「てつがくおしゃべりカード」。

専門知識はいりません。
カードに書かれた問いをきっかけに、
ただ話し、ただ聴く。
この日のテーマは、
「嬉しいっていう気持ちは、どこで生まれるの?」
・・・・うん。
やっぱり抽象度MAX!(笑)
・嬉しいって、自分の外から来るもの?それとも内側?
・嬉しい、楽しい、幸せって何が違う?
・ネガティブな気持ちを乗り越えたとき、
嬉しさは大きくなる?
子ども向けの教材なのに、
大人のほうが
本気で考えたくなるような問いです!

これをテーマに
同じ学びを経験した仲間と
共有したんだけど。
「ちゃんと言わなきゃ」
「なんか答えなきゃ」という
感覚から解放されて、
なんだがフワッと不思議だけど
心地いい時間が流れていました。
哲学対話の場には、
教える人も、まとめる人もいません。
問いがあって、
考える人たちがそこいるだけ。
対話を通じて、
何か答えが出たわけではありません。
話がきれいにまとまったわけでもない。
冒頭にも言いましたが、
昔の僕だったら、こういう時間を
「時間の無駄かも」と思っていたかもしれません。
でも今回は違いました。
正解を探すことよりも、同じ問いを囲んで、
迷いながら一緒に考えている時間そのものが、
とても豊かな感覚だったんです。
そんな自分がいる事に、
ちょっと静かに驚いてたりしてます(笑)。
そして、つい考えてしまったんです
対話の最中、
こんなことが頭に浮かびました。
「ここに棒人間が入ってきたら…」

哲学対話は言葉が中心です。
でも、言葉にする前のモヤモヤや、
うまく話せない感覚も、確実にそこにありました。
「描く」という行為があれば、
話さなくても参加できる。

考えている途中を、そのまま置いておける。
棒人間なら、上手い下手もありません。
正解も評価もありません。
今の気持ちや思いを、
ただ手描き線をとおして
外に出してみる。
描き始めると、
対話のスピードは自然と
ゆっくりになります。
沈黙も、「気まずさ」ではなく、
「考えが熟す時間」に変わっていきます。
言葉が先じゃなくてもいい。
描いて、眺めて、
そこから言葉が生まれてもいい。
哲学対話の目的は、
答えを出すことではなく、
考えるプロセスを
共有し味わうこと。
そう考えると、
「描く」ことは対話の邪魔どころか、
その土台を広げてくれる存在なんじゃないかな。
話す人/聞く人に分かれず、
みんなで同じものを見ながら、
考えている状態を共有する。
これはきっと、
教育の現場だけでなく、
大人の学びや場づくりにも、
まだまだ可能性があると思います。
今回の哲学対話は、
「答えがなくてもいい」
「曖昧なまま、立ち止まってもいい」
そんな感覚を、
思い出させてくれました。
そして同時に、
哲学対話と棒人間、
めちゃくちゃ相性いいかもしれない。
そんなワクワクが
芽生えた時間にもなりました!
今回の「哲学対話」は
一か月間毎週行われるので
次はどんな時間が創り出せるのか
楽しみです!!
もちろんこの体験は、
今後の僕の講座にも
反映されていくことは
間違いありませんので
お楽しみに~
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |