イラストで伝える・見せる・考える
誰でも描けるイラスト講座

「わかりやすさ」と「親しみやすさ」の秘密

 

 

先日、久しぶりに会った友人が

坊主頭にイメチェンしていて、

 

そのことをきっかけに、

ちょっと印象的な話を聞きました。

 

 

 

「坊主にしたら、職場でのウケも良くて

 前よりも気持ちが伝わりやすくなった

 気がするんです。」

 

 

 

 

 

 

その言葉を聞いて

面白いなぁと思うと同時に、

僕の中でひとつのふと気づきがありました。

 

ああ、これって棒人間と同じだな。

 

って。

 

 

 

余計なものを削ぎ落としたとき、
感情がよりはっきりと現れ、

受け取りやすく、伝えやすくなる。

 

 

今日は、
シンプルな棒人間はなぜ、

気持ちが伝わりやすいのか、

 

改めて

そんな話をしてみたいと思います。

 

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

 

情報が多いと、大事なものが見えにくくなる

 

 

私たちは普段、
服装や髪型、表情の作り方など、
たくさんの情報を身にまとって
人と会っています。

 

それはごく自然なことですが、

ときどき「本当の気持ち」が、

その奥に隠れてしまうことがあります。

 

 

 

棒人間は、最小限の線で描き、

できる限り装飾せずに表現するのが特徴で、

 

余計な情報がないぶん、
感情や状態が、前に出てきて

受け手の感性をくすぐります。

 

 

 

 

 

 

だから見る側は、

絵の上手い下手とかは関係なく

「今、どんな気持ちかな?」を

感じ取ろうとします。

 

 

 

丸坊主から生まれる「親しみ」

 

 

坊主頭にイメチェンしたその仲間を見て、
僕が感じたのは、

 

「雰囲気が少しやわらいだな」

 

ということでした。

 

見た目が大きく変わったというより、
どこか肩の力が抜けた感じ。

 

 

 

それだけで、

前より距離が近づいたように

感じたんです。

 

 

何かを飾っているわけでもなく、
無理に整えている感じでもない。

 

ただ、

 

そのままでいるような

自然体の印象でした。

 

 

 

 

ふと考えてみると、
棒人間を見たときにも、

 

似たような感覚を与えている

ことがあります。

 

 

 

情報が少ないぶん、
受け取る側が身構えなくていい。

 

 

だから、自然と親しみが湧く。

 

 

坊主頭の友人を見て

感じたこの感覚は、

 

棒人間が創り出している世界と、
どこか重なっていました。

 

 

棒人間に「親しみ」が生まれる理由

 

 

棒人間を見ていると、

 

「かわいい」

「安心する」

「やさしそう」

 

そんな感想を持つ人が多いようです。

 

 

 

 

線は少ないし、

表現もシンプル。

 

 

なのに、

 

 

どこか心がゆるむ。

 

 

 

 

その親しみには、
人の感じ方の仕組みとして、

 

心理学や脳科学的なアプローチからも

いくつか理由があります。

 

 

 

警戒心がふっと下がる「ベビーシェマ」

 

 

まずひとつ目が、

ベビーシェマです。

 

 

人は、

頭が少し大きく見えたり、
表情が単純だったり、
全体に力の抜けた形を見ると、

 

 

無意識のうちに

安心感を覚えると言われています。

 

 

丸い形がもたらす心理的効果と棒人間

 

 

赤ちゃんの顔を見たとき、
理由はわからなくても、
気持ちがゆるむことがありますよね。

 

 

棒人間の大きめの頭、

シンプルな表情、余白の多さは、
この感覚にとても近い。

 

 

だから見る側は、
構えずに受け取れる。

 

 

それが、

 

最初の「親しみ」につながります。

 

 

目が迷わないから、気持ちが伝わる

 

もうひとつ大きいのが、

サリエンシーの理論です。

 

 

このブログでは初登場の専門用語ですね!

 

 

サリエンシーとは
「自然とそこに、目と意識が集まってしまう

 情報の際立ち」のことで、

 

 

脳が「これは重要だ!」って

無意識に選別しちゃう、いわば

「注目度のスイッチ」といえます。

 

 

 

 

情報が多いと、
人の視線も意識も散らばります。

 

 

 

でも棒人間は、

とてもシンプル。

 

だから自然と、
眉や目、口といった
感情が表れやすい部分に目が行く。

 

考えなくても、
感じ取れてしまう。

 

 

この「迷わなさ」が、
安心感と理解しやすさを生みます。

 

 

 

 

ベビーシェマで心がひらき、
サリエンシーで感情に心が向く。

 

 

その状態が

自然に整っているから、

 

 

理解しやすさと、

親しみやすさが、

 

同時に感じられる

存在になるのだと思います。

 

 

 

 

 

 

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お問い合わせ

アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
定休日 土・日・祝日

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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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