イラストで伝える・見せる・考える
誰でも描けるイラスト講座

イラストコミュニケーションの本質は「全部描くこと」じゃありません

 

 

受講生さんとのやり取りの中で、

あらためて大切なことに

気づくことがあります。

 

 

それは、多くの人が

イラストで伝える事は

言葉を絵に変換する作業

 

だと思い込んでいる
ということです。

 

 

これだけだと

伝えたいことが増えるほど、

 

「これも描かなきゃ」

「あれも描かなきゃ」と

 

いっぱいいっぱいになって、

気づくと手も頭も止まってしまいます。

 

 

 

そして、そのまま“描けない”状態を、

「絵の才能がないから」
「絵心がないから」

という評価判断につなげてしまう

パターンなんですね。

 

 

 

でもね、

 

本当はそうではありません。

 

 

描けない原因は 才能の不足 ではなく、

 

情報の整理=構造化の経験知が

ただ少ないだけ なんです。

 

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

絵が描ける人は「何を描かないか」を決めている

 

絵が描ける人は、

すべてを絵にしているわけではありません。

まず最初にやっているのは、

「この一枚で、相手に何を伝えたいのか?」

この“核”をつかむことなんです。

 

だからこそ、不要な情報を削ぎ落とし、
必要な要素だけがシンプルに残る。

棒人間でも“刺さる”のは、そのためです。

 

 

 

 

イラストは説明ではなく「理解のスイッチ」

 

そして

多くの人が誤解している

 

「全部を絵で説明しなければ・・・」

 

という思い込みです。

 

 

でも本来の

イラストコミュニケーションは、

 

相手の想像力を動かすための

きっかけとして「絵」があります。

 

 

シンプルで、全部描かないからこそ、
相手の脳が自然に補いはじめ、
理解が深まり、受け取れるようになります。

 

 

そう、

ここがとても大事で──

 

 

人が本当に理解するのは
“外側の事実” ではなく
“内側の感情” だからなんです。

 

 

事実を全部伝えようとしても
感情が届いていなければ

心には届きません。

 

 

 

だからこそ、
状況ではなく「状態」を

描くことが大切 なんですね。

 

 

 

状況ではなく、状態を描く

 

 

多くの人は「状況」を

絵にしたくなります。

 

ただ

 

「状況」を描こうとすると

情報が増え続けます。

・場所
・時間
・人間関係
・背景
・理由
・過去の流れ

 

 

これらを全部追い始めると、
「あれもこれも描かなきゃ…」

とパニックになります。

 

そして、

 

「描けないもの」が

いっぱい出てきます。

 

 

 

一方で
描きやすいのは

「状態」です、

 

迷っている

不安になっている

怖れている

言えずに苦しんでいる

動けずに止まっている

 

こうした “心の動き” は、
棒人間のたった

数本の線でも伝わるんです。

 

 

 

 

「状態」を描き、その背景にどんな「事実」が起こっているか?

吹き出しなどを使うとより分かりやすくなりますね。

 

 

 

 

相手が理解できるのは、

事実の羅列より

 

心の温度や揺れのほう

だからなんですね。

 

 

 

絵で話すというのは、相手を信じるコミュニケーション

 

絵で話すというのは、

相手の理解力と想像力を信じて

委ねる行為だということです。

 

 

全部説明するのではなく、

余白を残す。

 

 

その余白こそが、

相手が自分の言葉で

意味を育てるスペースになります。

 

 

 

だから、

 

イラストコミュニケーションは
単なる技法でも、

単なる図解でもありません。

 

 

 

 

 

 

「あなたならきっと受け取れる」

という信頼が込められているから、

 

そこに絵があるだけで場は和み、

関わる人たちを前向きに

していくことができます。

 

 

 

 

「全部伝えたい」は優しさ。でも、本当に届く優しさは別の形

 

「全部伝えたい」

という気持ちになっていることは

悪い事ではありません。

 

 

伝えたい側は優しいからこそ、

全部入れたくなるのは、

人の性かもしれませんね。

 

でも、その優しさが、

逆に相手を混乱させてしまう

ことも知っておく必要はあります。

 

 

 

本当に届く優しさは、

相手が受け取りやすい形に

“整えて”渡すこと。

 

 

そのために必要なのが

「削る勇気」であり、

 

外的な状況ではなく

「内的な状態」を描くという

発想なんです。

 

 

 

■ まとめ

 

イラストコミュニケーションは、
絵の上手さではなく

“伝える本質” を扱うスキルです。

 

 

大切なのは、

・何を伝えたいか
・どんな状態を描くか
・どこまで委ねるか
・どんな余白を残すか

 

そして何より、

人が理解するのは

“事実”ではなく“感情”

だという視点。

 

 

だからイラストは、

情報ではなく “心” を伝えるツールなんです。

イラストって、

ただ描くスキルだけじゃなくて、

 


“どう見て・どう感じて・どう伝えるか”

という大事な考え方そのものなんですよね。

 


そんな視点や表現のコツを、

イラストプレゼンマスター講座では「棒人間」を通して

ゆるっと楽しみながらお伝えしています。

 


気になる方は、まず体験会で

雰囲気をのぞいてみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

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お問い合わせ

アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
定休日 土・日・祝日

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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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