昨日、イラスト講座の受講者さんから
ちょっとユニークな感想をいただきました。

いつも文章を書いてから、
絵文字を選ぶけど、
はじめに絵を描いてから
文章を考える
アプローチって新鮮ですね!
これ、
めちゃくちゃ面白い
気づきじゃないですか?
同じ“視覚で伝えるモノ”だけど
メッセージやメールで
何気に使ってる絵文字と
手描きの棒人間とでは
根本的な考え方の違いがありますね!!
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
絵文字って、
テキストだけだと伝わりにくい
気持ちやニュアンスを、
そっと補ってくれる存在なんですよね。
感情をちょっと添えたり、
やわらかいトーンを
出したりするのに便利で
活用してる人も多いと思います。
先ほどの受講者さん言葉のとおり
たしかに僕たちは、
普段スマホやSNSで文章を打ってから、
語尾にちょこっと絵文字を添える
・・・っていうスタイルが
基本ですよね。
絵文字って、
文章の“余韻”を演出するツールみたいなもので、
軽くスパイスを効かせる感じ。
ちょっとした温度感や空気感を添えるのに、
とても重宝します。
ただ、これあまりに多用してしまう
(スパイスが効きすぎる)と、
その余韻がかえって
重たく感じられてしまう。
世間でいう“ウザい文章”や
“おじさん構文”になりかねません。
だからこそ、
さりげなく使うセンスや
タイミングが大事なんだと思います。
じゃあ、「棒人間」はどうかというと、
絵文字にくらべると
ずっと“存在感のある”表現なんです。
講座やワークショップで
取り扱うプロセスでは
絵が先にあって、そこから
言葉が自然と浮かんでくる
場面がよくあります。

まだ言葉のない状況で、
「イメージ」と「感情」が結びついたとき、
そこに
具体的だったり本質的な
言葉が乗ってくる──
そんな瞬間が、
棒人間を描いているとよくあるんです。

それくらい、
棒人間には非言語情報だけじゃなく
言語情報のソースが詰まってるんです。
線の角度ひとつで感情が変わったり、
パーツの配置で状態や背景が解釈できたり。
シンプルに描くなかで、
誰でもそのイメージに
ちゃんと意味を見出しながら
描けるようになっている。
まさに視覚的な
「直感の言語」って感じで、
はじめに言葉ありきでは
伝えにくい微妙なニュアンスを、
思わぬところから
サクッ!とで届けてくれる力があります。

メールやメッセージで使われる
絵文字は、気持ちのニュアンスを添える
小さな飾りだとしたら、
棒人間は
思考や伝えたい内容の骨組みを
描き出す道具のようなもの。
同じビジュアル言語でも
用途も役割もまったく違ってきます。
どちらも相手に寄り添うための
“伝達の工夫”という点では共通してる
大切な現代人が手に入れた表現方法です!
ちなみに棒人間はLINEスタンプだけじゃなく
「棒人間LINE絵文字」もありますので
良かったら使ってみてください!
リアルの対面の場における
コミュニケーションでは
当たり前ですが、
「絵文字」は使えませんよね。

スマホやSNSにでは可愛く表現で来ていても
リアルのコミュニケーションでは
“視覚的に伝える力”が失われがちになります。
そこで重要になってくるのが、
「手描きの力」。
棒人間もそうですが、
手で描くという行為には、
その人の思考や感情の“温度”が宿ります。
デジタルでは表現しきれない、
ちょっとした迷いとか、勢いとか、
そういう“人間らしさ”がにじみ出るんです。
今の時代、文章も資料もイラストも
なんでもAIやデジタルで
揃えたり整えたりできるけど、
だからこそ「手描き」って
実はとても強力な武器になります。
ネットでもリアルでも通用する
「伝える力」を身につけたいなら、
手で描くことの価値を
もう一度見直してもいいのかもしれません。
視覚で伝えるって、センスの問題に見えて、
実は「受け手への配慮」なんです。
ちょっとした線の角度、太さ、配置
イラストの選び方ひとつに、
その人の気配りや思いやりが表れるからこそ
自然と「伝わり」「つながる」んですよね。
こんな話をもっと深く
体験してみたいな〜って思った方は、
「イラストプレゼンマスター講座」
もちらっとのぞいてみてください。
描きながら伝えることの面白さ、
きっと実感してもらえると思います^^
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |