イラストで伝える・見せる・考える
誰でも描けるイラスト講座

『べらぼう』と似顔絵のお話

似顔絵

 

 

いよいよ放送も2回となってきた

大河ドラマ『べらぼう』

 

 

…ちょっと落ち着いて書こうと思ったけど、

無理!第46話『曽我まつりの変』、

もうアツすぎましたよね!?

 

 

 

なんといっても残すところあと2話。

本来であれば1年の物語も収束に向かうところなのに

なのにサスペンス要素ど真ん中で

 

ここにきてもなお先の読めない展開が!!

 

 

どうなっちゃうの?蔦重!!!

 

 

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

 

 

あ、そぉ~きたかぁ~~!

 

 

そんな中でも心躍る場面が

“写楽プロジェクト”

 

 

大胆な構図でのちのヨーロッパの画家たちにも

多大な影響を与えた浮世絵師「東洲斎写楽」は

 

実在するわけではなく、

蔦重たちが仕掛けた架空の人物という設定で

 

 

劇中では、江戸の絵師たちによる

創作総力戦が展開されました!!

 

 


これはほんと絵描きにとって

胸が震えましたね。

 

 

劇中では、蔦重がプロデューサーのように、

絵師・喜多川歌麿たちをまとめあげて

「東洲斎写楽」を生み出していきます。

 

 

中でも印象的だったのが、

 

 

これまでの役者絵とはちがい

きれいに描くのではなく

 

目や口、顎のラインを大胆に強調しながら、

その人物の「らしさ」や「存在感」を

浮かび上がらせていく

 

「人の顔を見て、特徴を誇張して描き分ける」という、

まさに“似顔絵”の画法を見出していく場面

 

 

絵師たちが狂喜興奮していく姿に

にゃにやが止まりませんでしたね!

 

 

蔦重と和解した歌麿の画力に
のちの葛飾北斎となる勝川春朗も登場し

遠近法のアドバイス、

 

北尾重政の観察眼、そして

戯作者たちの演目選びのセンス。

 

 

みんなが「人を描く」という

一つの目的に向かって知恵と

技術を出し合ってうまれた

 

写楽の絵には“似てる”を超えた

「人間の本質を炙り出す力」が

あったように思います。

 

 

しかもそれがチームの総力で

成し遂げられたという点も

 

なんか令和の大河って感じで

胸熱でした。

 

 

 

大河ドラマからこれほどまでに、

似顔絵のルーツを感じさせてもらい

面白かったですね~。

 

 

あとドラマの制作陣もすごくて

ほんとキャスティングが絶妙でしたね~

 


誇張して描くけれど、

そこにはちゃんと“敬意”と“観察”があるはずw

 

 

今の僕たちがやっている似顔絵表現と、

江戸の絵師たちと根っこでつながるような感覚にもなれました。

 

 

 

人の顔はいくらでも描き分けられる!

 

 

 

劇中「写楽プロジェクト」を進める中で

蔦重が歌麿に向かって

役者50人の描き分けを支持してましたが

 

 

 

実は僕もつい最近似たような

“創作体験”をしました。

 

 

あるイベント用Tシャツに

40人分の似顔絵を描くという

プロジェクトに関わらせてもらったんです。

 

 

 

 

 

 

いただいたのは、

40人分のプロフィール写真くらいの情報。

 

でも、その1枚をじっくり見ているだけでも、

それぞれの「らしさ」が見えてくるんです。

 

 

目のかたち、瞬間の笑顔、口角

髪型のバランスなどなど

 

どれも少しずつ違っていて、

その違いこそが個性なんですよね。

 

 

 

 

僕が意識したのは、

「似せる」よりも「伝わる」こと。

見る人が「あ、これ○○さんだ!」って

クスッと笑えるような、

 

 

そんな“人間らしさ”を

Tシャツに描きたかったんです。

 

 

 

当日、Tシャツを受け取っていた

みなさんがその嬉しそうに着てくれていて、

 

依頼者さんからご紹介にも預かり

みなさんの実際のお顔も拝見できて、

本当に嬉しかったし

 

 

「ぐにゃ富」みたいなことが

起こらなくて良かったですw

 

 

 

ちょっとばかり写楽気分を味わいながら、

自分の絵が人に驚きと

笑顔をもたらすのを感じさせてもらいましたよ。

 

 

 

ということで、

今回は『べらぼう』からはじまり、

僕の似顔絵体験に重ねてみた話でした。

 

 

創作ってやっぱり、

“人を描く”ことが面白い!!

 

 

 

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お問い合わせ

アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
定休日 土・日・祝日

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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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