僕は普段、描画用のペンとしては
『プロッキー』を愛用しています。
元々は筆ペンやコピックといった
画材を使っていましたが
プロッキーはセミナーやワークショップでも
おなじみの筆記用具で、使いやすく
いつも持ち歩いているうちに
そのままイラスト作画でも
使うようになってしまいましたw
プロッキーは描き味も
わかってるので
手放さず使ってますが
たまには違う画材を
試してみるのも面白いものですね。
そんなタイミングで、
ちょっと特別な万年筆と出会いました。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
きっかけは、
似顔絵の師匠@中村剛先生からいただいた
一通のお手紙と、一本の万年筆。

心似顔絵塾が5周年を迎えたという節目に、
中村先生がプレゼントしてくださったのが、
「ふでDEまんねん」という
変わり種の万年筆でした。
以前、先生がこの万年筆を
愛用されていると話されていて、
ちょっと気になっていた画材だったんです。
こういうサプライズって、
本当に嬉しいですね。
「ふでDEまんねん」は、
セーラー万年筆から出ているユニークなペンです。
最大の特徴は、
ペン先が湾曲していること。

いきなりガーン!って
先っちょ突いたわけじゃないですw
はじめかっらこの形状!
これによって、
筆圧やペンの角度によって
線の太さ・強弱・濃淡を自在にコントロールできるという、
ペンを立てると細い線、寝かせると太~い線が書けて、
ホントに筆みたいに「トメ・ハネ・ハライ」ができる
まさに“筆ペンのような万年筆”。

個人的には、万年筆ってのが
高尚すぎてとっつきにくかったのですが
これまでの万年筆とは全く違う描き心地で、
これはもう画材として遊ぶしかない!
ということで、さっそく使ってみました。
まずは棒人間を描いてみました。

一筆のなかの線のニュアンスが想像以上に豊かで、
生きているような筆跡が残せて気持ちがイイですね。
プロッキーではペンを持ち変えながら
太さを変えながら線に強弱をつけていますが、
まったく違う感覚。
一筆描きの中で自然に変化が出せるので、
本当に筆で描いているような感覚に近いです。
これは持つ人によって
ちょっとした“味”が出るのも面白くて、
文字の線にも表情が出せそうです!!
せっかく似顔絵塾の塾長に
頂いたものなので
似顔絵も描いてみました。

今週も激アツだった
大河ドラマ『べらぼう』の面々!
この登場人物たちが集結して
おなじシーンで観られるなんて
想像もしてなかったビックリの展開へ!!
この話はまた別の機会に
ブログ記事にしたいくらいですw
本日もご覧いただきかたじけ茄子🍆
第44回「空飛ぶ源内」、ご感想、お待ちしています🦊見逃しは👇https://t.co/uc7qSlBuMc#大河べらぼう#嶋田久作 #井上祐貴 #中村隼人 #冨永愛 #横浜流星 #原田泰造 pic.twitter.com/WFqDBUAq9x
— 大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」日曜夜8時 (@berabou_nhk) November 16, 2025
日曜日から興奮冷めやらずで、
この6人を描きたかった衝動を
「ふでDEまんねん」が
いい機会を創ってくれましたw
はじめての感覚で
ペンの動きに気をつけながら
即興で描いたんですが、
いやーこれが意外と難しかったですね
作中にいろいろ誤魔化し線を引いてますw
面白い線が引けるだけに
これはまだ、もうちょっと
ペンと対話する必要があるなぁ…
と実感。
線の制御というよりは、
ペンの“声”を聴きながら
動かしていく感じが覚えられたら
もっといろんな表現が出そうですね!
(なんだか哲学的~
)

あとは、
サインのような筆記表現や、
文字のデザインには
抜群の相性だと感じました。
これも勢いよく描けると
紙の上をペンが走る感覚が
気持ちいイイんです!!!
ということで、
しばらくはこの「ふでDEまんねん」も
常備携帯して、あちこちで活用していこうと思います。
絵を描く道具って、
そのときどきの自分の感覚や
感性と向き合える大事な相棒ですね。
これからも、
いろんな画材と出逢って遊びながら、
自分の表現の幅を広げていきたいです。
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |