講座やワークショップを
企画して実施したり、
参加するたびに感じるのが、
学びの場って
“人と人が一緒に育てていくもの”
だということです。
ただ情報・知識を
伝えるだけでは温度が生まれないし、
言葉を並べるだけでは、
人はなかなか動かないんですよね。
場がほぐれる。場が温まる。
思わず笑ったり、笑顔になったり
そんな“人間らしい瞬間”が
積み重なるほど、
ポジティブな空気が生み出され
学びは深くなっていきます。

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
伝え方だけじゃなく
場づくりに関して
意識するようになったのは、
実は今に始まった事ではありません。
僕自身、ここ数年、講師だけじゃなくて、
イベント主催、プロデューサー、司会、演劇など……
いろんな“場の前線”を経験してきました。

会場に来ていただいた
みなさんにどう楽しんでいただくか?
何を持ち帰っていただくか?
そんな事を考えさせられながら
何度も試して、失敗もして、改善して。。。
そうやって積み重ねてきた
「肌感覚」や「経験知」があります。
そんな体験のなかから
諸先輩に教えていただいたり
見出したものを改めてまとめてみました。
「これがあると場が自然に動く」
という4つのポイントとしてご紹介していきます。
人が動くと、場も動きます。
手を動かす、紙をめくる、立つ、歩く。
ほんの少しの動きでも、
場の空気ってガラッと変わるんですよね。
身体が動けば思考も前向きになって、
参加者のスイッチが自然に入ります。

紙、付箋、カード、棒人間、シール……なんでもOK。
“触れるもの”があると、参加者は一気に主体的になります。
抽象的なテーマも、モノを介すると急に扱いやすくなるんですよね。

図やイラスト、配置、色、棒人間。
視覚情報があるだけで、理解のスピードが爆上がりします。
視覚は認識のズレをなくしてくれるので、
場全体がとてもスムーズに流れ始めます。

驚き、共感、気づき、嬉しさ。
どんな小さな感情でも動くと、
人は前のめりになります。
感情の揺れはエネルギーそのもの。
学びを自分の中に取り込む力になるんです。

でね、
この4つを並べてみて気づいたんです。
なんとなく頭文字を拾っていったら……
Motion
Object
Visual
Emotion
えっ…これ、つなげると……
「MOVE」になるじゃん!!
って。

場が動く理由をずっと探してたけど、
気づいたら名前まで“動きそのもの”だったという、
我ながら“ウマい!”と自画自賛中!!
という事で、言い出しっぺとして
場づくりの「MOVEの法則」という事で
ログを残しておきますwww
みなさん、ぜひ覚えておいてくださいね!
動く(Motion)
触る(Object)
見える(Visual)
感じる(Emotion)
この4つがそろうだけで、
学びの場って驚くほど自然に回り始めます。
授業・講座・セミナー・講演会
ワークショップ・各種イベントなど
講師やファシリテーターが
個人の力量による盛り上げ方ではなく、
参加者自身が学びの流れを
生み出してくれる設計や仕掛けの工夫
僕が経験から見出してきた“場が動く4要素”、
シンプルだけど意外と重要で見落としがちなことです。
これからもいろんな
場づくりに活かしていきたいし、
場づくりに関わるみなさんの
ヒントになれたらとても嬉しいです。
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
|
| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |