シンプルな線で描けて、
伝えたいことをわかりやすく
伝えられる棒人間。
受講生や読者さんから
様々な「こんな棒人間が描きたい!」
といったリクエストをいただくのですが
中でも、
「机に座る姿」は、
セミナー資料やブログ、
SNSでもよく使われる
人気のポーズです。

学校関係の受講者さんも
多いですからね!
・・・にもかかわらず、
実際に描こうとすると
「意外と難しい!
」
と感じる人が多いんです。
ということで今回は
「机に座る棒人間の描き方」
についてお話しします。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
」原因とは?
まず最初に、
多くの人がハマってしまう
“描けない”罠に
ついてお話します。
一つは、描こうとするものが
「机」や「椅子」にフォーカス
してしまうことです。
人ではなくモノに意識が向いちゃうと
線が複雑になったり
立体的な構図で混乱が起こります。
本当に表現するものは
“机の椅子の構造”じゃなくて、
“人の姿勢”ですよね!
つまり、
「机や椅子を描く」のじゃなくて
「座ってる感じ」が描けたOKなんですよ!
それがわかれば
こういう感じで表現すれば

描いてなくても
机や椅子があることは
イメージで来ちゃいますよね!
この棒人間は、
これまでもブログの挿絵でも
シレっと登場してますが、
描き込み過ぎてない
分かりやすいイラストです。
ただ、
このお手本を観ながら描いても
まだ”思い込み罠”に陥る方は
少なくありません。

👆これ見ながら描いててても
こうなるパターンに陥るんです

腕が異様に長くなるんですw
現実世界のイメージのまま、
「正しく描こう」とすると、
逆にバランスが崩れてしまうんです。

たとえば、リアルな座り姿では、
顔と机の距離があるのが普通ですよね。
背筋が伸びて綺麗な姿勢です。
でも、それを棒人間で
再現しようとすると、
腕が異様に長くなったり、
胴が妙に長くなってしまうことを
知っておく必要があるんです。

腕が長い姿は『進撃の巨人』に登場する
“獣の巨人”状態です(笑)
という事で、
机に座って何かしている姿を
ササっと描きたいときは
次の2つのポイントを意識してください。
① 机は線1本でOK!
机のエッジ(前面のライン)を横線でスッと引くだけ。
これだけで「机に向かっている」ことが伝わります。
② 顔と机の距離を思い切って近づける!
そしてここが最大のポイントです。棒人間においては、
顔と机の距離が近ければ近いほど、「ちゃんと座っている感」が出ます。
実際の人間では考えられないほど顔と机を接近させてOK。
むしろ、くっつきそうなくらいがちょうどいいんです。

この2つさえ押さえれば、
「机に向かって座っている棒人間」
を描くことは、怖くありませんね!
描き方の構造がわかったら、
あとは表情を差し替えるだけで
シチュエーションの幅は一気に広がります。

・真剣に集中している
・追い込まれてる
・爆睡中
・大事な事発見する
・難問に向き合い中
・ボーっとしてる
などなど、
同じ型でも、顔のパーツを変えるだけで、
感情や状況を自由に表現でき、
背筋が伸びてたり、背中が丸まってたり
動きや姿勢の見え方も変わってくるのが
棒人間の魅力です。
勉強してる姿、お仕事してる様子など
「今この状態なんです!」が
一発で伝わるようになりますよ。
「机に座る棒人間」は、
日常的でよく使われる可能性があるからこそ
悩む人が多いポーズ。
でも、ポイントを押さえれば
驚くほどカンタンに描けちゃうんです。
1. リアルイメージに囚われすぎない!
2. 机は線1本で十分!
3. 顔と机をグッと近づける!
このコツを知っておけば、
あなたの描く棒人間がもっと伝わる・
もっと使える存在になりますよ。
ぜひ、チャレンジしてみてください!!
<開催日程>
2025年11月 3日(月)19:30~22:00
2025年11月 5日(火)19:30~22:00
※講座の内容は全て同じになります。
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
|
| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |