9月からはじまった
青山学院大学での学びも
あっという間に後半戦に入ります!


価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
人が集まって学んだり
気づきを得たりする場をつくるとき、
その場には「一回きりの空気」や
「その瞬間にしか生まれない出来事」があります。
だからこそ、
場づくりをする人にとって大切なのは、
やったら終わりではなく、
その経験をふり返って
次につなげていくことです。
振り返りというと、
「できなかったところの反省」が
真っ先に思い浮かぶかもしれません。
でも本来は、それだけではなく、
「なぜうまくいったか」を
見つけることも同じくらい大切です。
うまくいった瞬間には、
参加者の表情が変わったり、
場がふっと動いたりします。
その手ごたえを拾っておくことで、
次の実践で再現できる力になるからです。
やり方は、
とてもシンプルです。
今回の授業でも
感じたことをふせんに書き出したりして
言葉としてまとまらなくても
「なんとなく気になった」
「すごく空気が良くなった」など
体感・感覚レベルでも書き出します。

それを流れに沿って並べてみると、
どこで場が動いたのか、
どこで滞りや躓きが発生したかが
見えやすくなります。
それから、
自分の受け取りだけで終わらせず、
参加者の声をもらうことも大切ですね。
ひとことでもいいので
「どんなふうに感じたか」を聞くと、
自分では気づいていなかった
変化や価値が見えてきますよね。
ときにはこちらが想定していた以上の
学びや成果が生まれていることもあり、
振り返りの時間自体が
じつは励げみになってもいます。
その時に
「何を感じたか」とか
「言葉にうまくできないけど何か良かった」
という感覚的なことは
一般的にはスルーしがちですが
実はこの感覚こそが
次の成長のタネになります。
青学の授業でも
「感覚」をしっかり取り扱い、
大切に拾い直す機会が何度もありました。
そこに、
人間らしい営みが自然に表れ、
プログラム設計の
強みになっていきます。
・・・とはいえ、
振り返りって
めんどくさいですよねw

案件が終わったら終わったで
「俺は前しか見ないんだ!!」
「はい!次!」って
行きたい気持ちもやっぱりありますw
でも、なぜ
こうした振り返りが
必要なのかと言えば、
経験は放っておくと
すぐに流れてしまうからです。
一回限りの出来事を
「次にも生かせる経験」に変えるには、
意図的に振り返る時間は、
やっぱり必要です。
これを続けていくことで、
経験はただの“思い出”ではなく、
経験知として
“自分の財産”へと
形を変えていきます。

僕自身、
講座やワークショップで
場づくりを重ねるたびに
「もっと良くしたい」
「次はこうしてみたい」という
前向きな気持ちが生まれます。
失敗を避けることよりも、
「何が芽になっていたのか」
を見つける方が、
自分への信頼を
育ててくれるようにも感じています。
ふり返りをするほど、
次への楽しみが
少しずつ増えていきます。

今回、取り組んだ課題も
「もう一回やりたい!」って
想っちゃいましたしねw
振り返りは、
経験を次の成長につなげるための
“習慣”“仕組み”とすることができたら
どれだけの強みになることか!!
「次もやってみたい」と思える
気持ちが生まれるかどうか。
それこそが、
振り返りが教えてくれる
一番の収穫なのかもしれません。
そんなことを一日の学びでした~!

青学キャンパスの向かい側に鎮座する
岡本太郎作「子どもの樹」
想像力を爆発させたい!
<開催日程>
2025年10月26日(日)13:30~16:00
2025年11月 3日(月)19:30~22:00
2025年11月 5日(火)19:30~22:00
※講座の内容は全て同じになります。
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
|
| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |