


「なんで伝わらないんだろう…?」
そんなふうに感じたこと、
きっと誰にでもあると思うんです。
こっちは相手のことを思って、
一生懸命言葉を選んで、
伝えようとしてるのに。
なんか空回りしてたり、
スルーされたり。
挙げ句の果てに、
誤解されて関係がこじれちゃったり…。
実はこれ、
話し方が下手だからってだけじゃなくて、
「伝える」と「伝わる」の間には、
いくつか“見えない壁”があるからなんです。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
僕が考えているその壁は、
大きく分けて3つ。
ひとつ目が
「知識の壁」。
こっちが当たり前に使ってる言葉でも、
相手にとっては「それ、何の話?」
ってなること、けっこうあリますよね。
専門用語とか略語とか、
自分が所属してる業界やコミュニティで
よく使われるキーワードとか
自分ではフツーでも、
相手にとっては
未知の世界なんですよね。
だから、
相手の言葉に訳して
話してあげるって、
それだけで伝わり方が全然変わるんです。
ふたつ目は
「納得の壁」。
話がふわっとしてたり、
根拠がないと、
どうしても「へぇ〜」で終わっちゃう。
数字や事例を添えるだけで、
「なるほどね」って
納得してもらえる確率が
ぐんと上がるんです。
ただし、
理屈だけだと冷たく
聞こえちゃうこともあるので、
あったかさも忘れずに。
そして三つ目が
「共感の壁」。
どんなにいい話をしても、
相手が「この人、信用できるかな?」
って思ってたら、
響かないんですよね。
信頼関係とか、安心感とか、
「この人の話、聞いてみたい」
って空気感、すごく大事なんです。
これまでは
壁を取り払うとか、
壁を打ち破る!
みたいな意識で
この課題と向き合ってきましたが、
最近ちょっと認識が変わりました!
これらの壁を乗り越えるのに、
「描くこと」、つまり“イラスト”が
使えるよ!
って話を、
当然このブログでは
していくんですが😆
ある特別支援学級の先生が、
こんなことを話してくれました。
これってもう、
子どもたちが
“伝わらない壁”を
いとも簡単に越えてきた
瞬間だと思うんですよ。
僕たちが一生懸命、
崩そうとしてるその壁を、
彼らは絵の力で
スッと越えてきた。
つまり、
イラストって
“こっちから壁を壊す道具”
じゃないんです。
“相手が自分のタイミングで、
自然に越えてくるための
やさしい【踏み台】みたいなもの。
じゃないかなってね!
言葉で無理やり
伝えようとするよりも、
ちょっとした絵が
「なんだろう?」って
興味を引いて、
その先の理解や
共感に繋がっていく。
「伝える」って、
まずは“相手の興味を
引き出すこと”なんだなって、
僕は思ってます。
だから、
伝わらないな〜って
感じたときは、
無理に押し込まずに、
ちょっと棒人間でも描いてみる。
それだけで、
空気がふわっと
変わることがあるんですよね。
伝えるって、
つい「どう言えばいいか」
に意識が向きがちだけど、
本当は
「どう受け取ってもらえるか」が
大事なんですよね。
だからこそ、
僕はこれからも、
受け取る相手を見据えた
「描くこと」を伝えていきたいし、
もしあなたが
“伝わらないもどかしさ”を
感じているなら、
棒人間でもいい、
ひとつ描いてみてほしいんです。
もしかしたらその絵が
壁を前にした相手の心に
そっと階段を
つくってくれるかもしれないから。
アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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