価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
平成時代に心躍らせた
エンターテイメントに携わる
有名な方の訃報が続きますね。
『ベルセルク』の原作者
三浦建太郎先生の訃報を
今朝の新聞で知り
思わず声を上げてしまいました。
1989年にスタートして
長い休載期間もあったりしながら
アニメ化もされて
今もなお連載が続いている人気作品
悪魔とか天使とか怪物とか出てくる
「ダークファンタジー」というジャンルなのですが
序盤は、
中世ヨーロッパ風の世界を舞台に
美しきリーダーの夢に賛同した
傭兵団の若者たちを描く
歴史群像劇みたいな感じです。
古い慣習や社会制度を打ち破りながら
出世していくストーリー展開は
真逆の爽やかすら感じ、
ワクワクしながら
物語に没頭していけます。
原作漫画でいえば
1巻の最初の方をのぞけば
10巻まではそんな感じで
物語が進むので、
途中で「ダークファンタジー」ってことを
忘れて夢中になってた気がしますw
ところが、
出世街道を
爽やかに駆け抜けた主人公たちが
絶頂・サクセスステージを
迎えたところで・・・
主人公たちは
絶望のどん底に
叩き落される・・・・
これまで丁寧に描かれてきた
主人公の仲間たちが
なす術ないままに
悪魔に食べられていく、、、
という
登場人物に対して
容赦のない展開と
今までに見たことのない
世界観は衝撃でした。
しばらく立ち直れなかったなぁ、、、
さらには、
13巻にわたる
これだけでも
結構長かった物語は
単なる序章にすぎず、
ここから生き残った主人公の
復讐劇(本編)につながるという
ダークすぎる壮大なストーリーの
幕開けでした。
こんな物語の構成ある??!
って、ダブルの衝撃でした。
あれから20年以上・・・
ここまで感情の落差を
味わされた作品は後にも先にも
『ベルセルク』だけじゃないかな?
生き残った
主人公たちに救いはあるのか、、、?
これも20年以上
心を揺さぶり続けている作品で
中二病が治らない原因ですw
(読み始めたのは大人になってからですがw)
同じ時期にハマってた
エヴァンゲリオンより先に
「使徒」って言葉つかってたのは
『ベルセルク』だったし
近年社会現象を巻き起こした
「進撃の巨人」や「鬼滅の刃」も
この作品の影響を受けているのは
マンガ好きは、みんな知るところです。
そんな『ベルセルク』の
影響を受けている、後発の作品たちが
立て続けに物語を全うし完結する中で
作者急逝によって
未完の傑作となってしまったのは
なんの因果なんでしょうか?
1か月前の対談インタビューでは
長きにわたる作品のラストについても
ほのめかされており
『セスタス』技来静也先生×『ベルセルク』三浦建太郎先生 同級生対談|ロングラン作品を描く二人、両作品の気になるラストのイメージとは
どんな結末をイメージされてたんでしょうか、、、
ラストに向けて
自身の健康についても
お話しされているだけに
残念で仕方がありません。
壮大なストーリーと合わせて
迫力の構図と圧倒的な画力で
絵画と言ってもいいような、
鬼気迫る描写も
心を鷲掴みにされました。
こんなシーンの連続
まさに命を削って描かれてた
と思うと、
改めて一コマ一コマ
三浦先生の魂を味いながら
読み返そうと思います。
三浦先生のご冥福をお祈りいたします。
ショックすぎて、
ブログ的には
なんのオチも浮かばないまま
今日はここまでと
させていただきますm(_ _)m
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