昨日は出張研修の前ノリを兼ねて
大阪に立ち寄り、
セミナーコンテスト(セミコン)に
挑戦した同期メンバーと
10周年の同窓会をしてきました。

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

会場へ向かう途中、
梅田・グランフロントのイルミネーションが綺麗で、
ふと10年前の光景が頭に浮かんだんです。
というのも、
ここはセミコングランプリ2015が
開催された思い出の地。
あの頃、僕はグランプリのステージに
立とうと必死で挑戦していました。
でも結果は——
敗者復活の最終選考で敗退。
ステージに立つことはできませんでした。
当時を語るブログ記事↓
https://ameblo.jp/pt-kmitu/entry-12422756203.html
あの瞬間は
本当に悔しくて、
情けなくて、
「自分は何者でもないなぁ」
と痛感したのを今でも覚えています。

でも不思議なことに、
人生ってそこから面白い方向へ
流れていくんですよね。
翌年からセミコンの
運営側に関わるようになり、
講師としての道も
少しずつ歩きはじめ、
大会の裏側で同期と顔を
合わせる時間が増えていきました。
参加者としては
グランプリの舞台に立てなかった僕だけど、
運営を通して関わり続けた時間が、
「同期」という席に
自然と座らせてもらえる縁に変わっていった。

当時は悔しさしかなかった出来事が、
10年後には
「このご縁に出会うためのスタートだったのかも」
と思えるから、不思議です。
実はコロナ禍の時にも顔をそろえていて

みんなそれぞれの分野で活躍してる中でも
声をかければ、集まることができる関係。
普通はイベントが終わり時が過ぎれば
つながりは薄くなりがちです。
でも
僕たちの同期はなぜか“続いています”。
地方大会の運営を一緒にして、
お互いの講座や活動を応援して、
オンラインでも集まって笑って乾杯して。


共通体験って、
時間とともに色あせるものだと思っていたけど、
このメンバーとの体験は逆で、
10年の間に何度も
アップデートされて濃くなっていった。
久しぶりの再会でも、
すぐ当時の空気に戻れるのに、
全員が“今の自分”のまま成長した姿で座っている。
これが本当に心地いい関係なんですよね。
■10年前、何者でもなかった自分へ
グランフロントの夜景を見ながら思ったのは、
「10年前の自分が見ている景色とは違う景色を、
今ちゃんと見られているな」
ということ。
あの時ステージには立てなかったけど、
悔しさを抱えたまま歩いた道が、
気づけばこんなにも素敵な
仲間とのご縁を連れてきてくれた。



セミコン同期って、
ただ同じ年に出場しただけの関係じゃない。
10年間ずっと刺激をくれたり、
背中を押してくれたり、
時には横で一緒に走ってくれたり。
その存在がどれだけ大きいか、
改めて感じる同窓会でした。

これから先の10年も、
きっとまた一緒に笑って乾杯してるんだろうな。
あの時“何者でもなかった自分”が、
こんな未来を迎えられたことに、
ただただ感謝です。
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
|
| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |