先日の中日新聞のコラムで、
「プロットアーマー」という
言葉が取り上げられていました。

プロットは「筋書き」、
アーマーは「鎧」。
映画やドラマでは
筋書きという鎧に守られて、
主人公がどんな窮地でも
助かってしまうことを指す言葉です。
コラムでは、この言葉を切り口にして、
UAE航空会社の旅客機で起きた事件について
語られていました。
この事件のことは、
コラムを読んで初めて知ったんだけど、
凄いことが起きてたんですね!!

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
コラムを読んでからすぐに、
事件の詳細を調べてみましたが
不謹慎かもしれませんが
ちょっと興奮してしまいました。
フライドバイ機長、刺され出血もドア開錠 乗客ら174人救う https://t.co/ZUHN8ASKYr https://t.co/ZUHN8ASKYr
— ロイター (@ReutersJapan) October 1, 2026
副操縦士に襲われた機長が、
倒れながらも操縦室の扉を開ける。
乗客と乗員が力を合わせて
副操縦士を取り押さえる。
急降下していた機体を立て直したのは、
なんと乗客の一人。
そして、たまたま乗り合わせていた
非番のパイロットが2名いて無事に着陸させた。
という、
事件発生直後は機体は
高度5000mも急降下したそうで
その恐怖は計り知れないけど、
いくつもの奇跡的な状況が重なり、
みんなの力で窮地を乗り越えて、
大勢の命が救われました。
ただただ、素晴らしいと思うばかりです!
事態を察知して行動を起こした
乗客たちはまさにヒーロー!
そこにいた全員が主人公でした。
一人ひとりの行動がつながって、
みんなを守る鎧になっていく。
まさに現実のプロットアーマーでしたね!
記事や動画ニュースをみながら、
鳥肌が立つほど胸が高鳴りました。
映画やドラマの世界では、90年代くらいまで、
プロットアーマーはヒーローものの王道でした。
主人公や重要なキャラクターは絶対に死なない。
シルベスター・スタローンや
アーノルド・シュワルツェネッガー
銃弾が当たらないのも、
当たったとしても
何事もなかったように敵を
バッタバッタと倒していくシーンは
なんの疑いもなく観てたし、
物語に没入していたように思いますw
ところが最近では、
「ご都合主義」「主人公補正」といった
厳しい声も聞かれるようになりました。
それだけ観客の目が肥えて、
シナリオづくりもどんどん高度に
なってきているのかもしれませんね。
そして実は、映画やドラマに限らず、
僕の講座やワークショップにも
プロットアーマーが存在します^^
僕は、講座やワークショップに
参加していただく一人ひとりが
「主役」「主人公」だと思っています。
「描く」という冒険を通して
さまざまな学びや気づきの体験をしてもらい
そして、その主人公たちには、必ず
「できた!」「わかった!」「楽しかった!」という
ハッピーエンドが用意されています。
“約束されている”といっても
過言ではないかもしれません^^
いわば、プログラムデザインには
プロットアーマーが常備装着されているのです。

僕にとってのプロットアーマーは、
まず安心安全な場をつくること。
そのうえで、達成感や感動、
楽しさというゴールに向かって、
不安なく迷いなくどんな手順で、
どんな言葉で進めていくか。
そのプロセスを研究し、
ゴールから逆算して、
一つずつ作り込んでいます。
安全が保障された場の中だからこそ、
受講生さんは自分から一歩を踏み出し、
学びや気づきを自分の手でつかんでいける。
そんな体験や冒険を、
毎回の講座でつくり出しています。
今日はあえて
「プロットアーマー」という言葉を使ってますが
場はいつも安心安全なので。
主人公(=受講生さん)には
映画のような大ピンチは起こりません(笑)
とはいえ、
「うまく描けるかな?」
「うまく言葉にできるかな?」
といった立ちはだかるものは
みなさん一人ひとりには存在するし
戸惑いだったり、混乱のようなものも
ちゃんと体験してもらいます。
そうした刺激や
乗り越える時間があるからこそ、
描けなかったものが描けたとき、
感動や興奮は大切にしていきたいですし。
学びを終えた後の達成感はひとしおです!

「プロットアーマー」は
物語の中だけのものではなく
僕たちの日常にも
存在してるんじゃないかなって思います。
物語の主人公がピンチに立たされたとき、
ここぞ!というところで助っ人が駆けつけたり、
解決策やアイデアがひらめいたり、
とっておきのアイテムが手に入ったり、
道が開けていくのが物語の王道ですが
自分自身がピンチだと感じていたり
窮地や、つらい場面にも、
案外そんな展開が起こっていることがあります。
自分が本当に進みたい道を思い描き、
その筋書きを信じて歩いていく。
そうしていると、
不思議と手を差し伸べてくれる人や、
背中を押してくれる出来事に出会えたりするものです。

よく講座やワークショップでは
棒人間たちを使って一枚のストーリーを描くように、
ワークや対話に取り組んでもらってます。
自分の人生を歩むときも、
主人公は自分自身。
あなたのプロットアーマー、
どんなふうに描いていますか?

| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |