イラストで伝える・見せる・考える
誰でも描けるイラスト講座

なぜ「おじさん構文」は絵文字を多用するのか?

 

 

 

コミュニケーションにおける

世代ギャップの象徴として

 

 

「おじさん構文」

 

 

が話題になっていますが

 

 

 

僕自身も

1年くらい前に20歳の長男から

 

「絵文字使うの、おじさんだよ!」

 

と言われ

ショックを受けた事があり

 

 

家族間のLINEは

基本テキストメッセージです・・・

 

 

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

20代のときに

携帯電話の絵文字メールが登場し

新しいコミュニケーションツールに

興奮した世代であり、

 

 

言葉では伝えられない

ニュアンスを絵文字に託して

メッセージを届けていただけに

 

 

絵文字が受け入れられない

なんていう環境が

生まれてくるとは

 

想像もしませんでしたし、

 

なんだかこの先の

コミュニケーションの危機

 

を感じます。

 

 

 

 

 

おじさん構文の特徴トップ10

 

 

「おじさん構文」とは

 

LINEなどのSNSで見られる

おじさん特有の言い回し(メッセージ)で

 

 

若者には「キモい」「ウザい」と

揶揄されながら、

 

最近はSNSの“あるあるネタ”として

話題となってます。

 

 

 

その特徴としてはこちら(↓)

 

Z世代が選ぶ!!「気になるおじさん構文の特徴TOP10」

 

 

 

「1度に送る文章が長い」

 

 

は激しく共感できるけどw

 

 

 

1位の「絵文字・顔文字・記号を多用」

 

ちょっとショック・・・

 

 

 

「絵文字」って

 

テキストだけのメッセージの

冷たさや解消し、誤解を防止する効果があり

 

画期的な言語発明だと思うんですよね

 

これが気軽に使えない、

使うと“ダサい”という空気ができていくのは

見過ごせないコミュニケーションの危機

だと思います。

 

 

 

 

ただ、こうなってしまった原因は、、、

 

 

「多用」

 

 

って言葉があるように

“おじさんたち”の使い方に

大いに問題があると思います。

 

 

 

 

ちなみに↑コレは

 

 

おじさん構文をネタして楽しむ

「おじさん文章ジェネレーター」で作ってみました。

 

 

 

 

 

現状LINEやメッセンジャーでも

こういう多用を越えて乱用レベルの

メッセージやコメントきますもんね。

 

 

若者じゃなくても

「ウザっ!」て思います。

 

 

 

 

 

なぜ“おじさん”は絵文字を多用しがちなのか?

 

おじさん構文の特徴の

第1位に上げられた

 

 

「絵文字を多用する」

 

という現象の中にはさらに、

 

 

 

◆言葉の意味と絵がズレてる

 

◆言葉や文との脈略がない絵がある

 

 

なんていう“乱用”もあたりするので

 

これも受け取る側との

ギャップや違和感を生み出しています。

 

ただ「変」だけではなく

 

 

本人はそんな意図せず使ってしまっていても

相手が「絵の意味や意図」を

変に深く考えさせられたりして

 

時間と労力を奪うことにもなりかねません。

 

 

 

 

 

もちろん送った本人は

悪意なんてなく(下心はあるかもしれませんが・・・w)

 

親しみやすさや、

明るい雰囲気を演出したいんだと思いますが

 

 

本来であれば情報を補う役割の

絵文字やイラストが

メッセージを邪魔してしまう

最悪のパターンであり、

 

 

それが“おじさん”の

コミュニケーションが

「ダサい」「センスがない」

なんて言われる所以だといえます。

 

 

 

 

では、

 

どうしてこういう事が起こるか?

 

 

絵文字を多用・乱用してしまうのには

 

 

日常的に絵やイラストに

親しんで、馴染んでいないため

 

 

 

絵やイラストの

使い方が

わかっていない

 

 

 

というところに

原因があるんだと思います。

 

 

 

 

「絵やイラストがあればかわいいだろ?」

「面白そう!楽しそう!に見えるだろ?」

 

という風に捉えているだけだと

たんなるツールでしかなく

 

あれも使いたい!コレも使いたい!状態で

ツールに振り回される羽目になります。

 

 

 

 

 

メッセージを伝える

コミュニケーションを円滑にする

という意味では

 

小さな「絵文字」であっても

 

 

言葉

イメージ

感情

 

 

3つが紐づけされることで

適度なバランス感覚が身につき、

 

絵やイラストの

“使いどころ”がわかってきます。

 

 

 

この感覚は

 

自分の手で

「描く」という実践で

 

磨くことができます。

 

 

 

普段から「描く」ことに

慣れ親しんでくると、

 

「絵に意味を持たせる」思考が養われ

 

 

相手が受け取りやすい配慮のある

文字と絵とのバランスが整った

アウトプットが可能になります。

 

 

 

 

先日TVのニュース番組で
「おじさん構文」とからめた特集が

放送されていたんですが、
(どの番組だったかは忘れてしまいました・・・)

 

「絵文字を使わなくなった」と言われる

 

若い人たちの間で、

問題になっているSNSのトラブルで

 

最も多いのは

 

「メッセージの誤解」だそうです。

 

たった一言で

そんなつもりじゃなかったのに

 

相手を怒らせ、不快にさせ、傷つける・・・・

 

 

なんてことはテキストだけの

メッセージの怖さだと思います。

 

 

 

だから「絵文字」は

この先の時代の
コミュニケーションでも

世代を問わず活用してもらいたい

“ビジュアル言語”です。

 

 

 

絵の描き方・使い方には

正解はないけど、

 

その先に相手がいるのであれば

適切な作法はあると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事でも日常生活でも

 

「絵」と「文字」と「言葉」

のバランスの取れた考え方を

コミュニケーションに取り入れて

多くに方に

絵やイラストの適切な作法を

知っていただき、身につけてもらえたら

 

もっと分かり合える・共感し合える

社会や世界が創れるんじゃないかな。

 

 

 

 

 

 

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お問い合わせ

アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
定休日 土・日・祝日

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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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