ファシリテーションと“見える化”の力

 

 

最近よく耳にする

 

「ファシリテーション」という言葉。

 

 

 

でも、結構

司会やプレゼンター、リーダーといった役割と

混同されている現場に出くわしますね。

 

 

「ファシリって、司会みたいなものでしょ？」

と思われがちですが、

実はそれだけじゃないんです。

 

 

ファシリテーションの本質は、

参加している人たちが

“しっくりくる状態”で関われるように、

場を整えていくことなんです。

 

 

 

そして、その“しっくり”を

生み出すために、とても役立つのが

「見える化」 の力なんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファシリテーションの本質とは

 

 

ファシリテーションの本質は、

「人」と「活動」が

“しっくりくる状態”をつくること。

 

 

 

参加者がもともと持っている

力やアイデアが、

 

いちばん自然に引き出されるような

場を整えるのが、

ファシリテーターの役割なんです。

 

 

 

だから、

主役はあくまで参加者。

 

 

ファシリテーター自身は表に立ってるわけではなく

黒子に徹して、裏側から支える存在なんですね。

 

 

めざすべき理想の姿とは、

 

ファシリテーターがいなくても、

参加者同士で協力して

どんどん前に進んでいく

“自走する場”を創ることです！

 

 

 

 

 

でも現場では、

理想通りにいかないことも多いですよね。

 

「いや、そんなうまく回らないよ…」

 

と感じる瞬間もあると思います。

 

 

 

 

 

そんなとき大切なのは、

ちょうどいい“その間”を探り続けること。

 

場の空気を感じながら、

今のメンバーや状況に合った

関わり方を考える。

 

 

そこにイラストを使った

ファシリテーションが役立ちます。

 

 

 

 

たとえば話し合いの途中で、

 

「なんだか意見がまとまらない」

「方向性が見えなくなってきた」

 

という瞬間、よくありますよね。

 

 

そんなときにホワイトボードや

ノートに、棒人間のイラストで簡単に

描き出してみるんです。

 

 

人が話している様子、

アイデアが飛び交う様子、

あるいは目指している

ゴールのイメージ——。

 

 

 

 

 

それをちょっとした線と丸で描くだけで、

みんなの頭の中がパッと整理されていく。

 

「そうそう！それ言いたかった！」
「なるほど、いまの状態ってそう見えるんだ！」

 

そんな共感が生まれる瞬間があります。

 

 

 

 

 

イラストを使ったファシリテーションは、

まさにこの「見えないものを見えるようにする」ことで

活動を後押ししていく行為でもあるんです。

 

 

言葉だけでは伝わりにくい気持ちや考えを、

視覚的に共有できる形にする。

 

それができると、

 

 

場の空気がやわらぎ、

発言のしやすさや理解のスピードが

ぐんと高まります。

 

 

 

 

理想は、

参加者同士で会話が自然に回っていく“自走する場”。
でも現実の現場では、なかなかそうはいきません。

 

人によって理解のスピードも、

考え方のスタイルも違うからです。

 

 

だからこそ、言葉だけでなく、

絵や図で補う「見える化」の力が

大きな助けになるんですね。

 

 

ファシリテーションが目指すのは、
ゴールへの方向性を見せながらも、

細かい進み方は参加者に委ねる。

 

 

この“ちょうどよさ”を描いて見せると、

安心して自由に動ける空気が生まれます。

 

 

「伝える」「場を見る」「働きかける」

 

この３つがファシリテーターに欠かせない力ですが、

どれもイラストが効果を発揮する場面です。

 

 

たとえば「伝える」では、

目的や流れを図解することで理解を助け、

安心感をつくる。

 

 

「場を見る」では、

グループの動きを棒人間でスケッチしてみると、

どこで停滞しているのか、

誰が発言していないのかが一目でわかります。

 

 

 

そして

 

「働きかける」では、

イラストを使って参加者自身が

気づくきっかけをつくることもできるんです。

 

 

「いま、こういう関係になってるね」

 

と描いて見せるだけで、

みんなの視点がそろい、

次の一歩が見えてきます。

 

 

 

ファシリテーションも、

イラストプレゼンも、

 

どちらも

「人と人との理解を近づけるための技術」です。

 

 

 

 

言葉に頼りすぎず、

“見せて伝える”ことで、

場の雰囲気が変わる。

 

 

 

誰かの意見がきっかけで場が動く。

 

その瞬間に立ち会えるのは、

本当に楽しいものです。

 

 

結局のところ、

ファシリテーションとは、

人と活動の“ちょうどよさ”を探り続けること。

 

 

見えない思いや考えを

見える形にして、

 

 

 

みんなで確かめ合うこと。
それが、しっくりくる場づくりの

第一歩なのだと思います。

 

 

大事なのは、

その場にいる人たちの空気を感じながら、

今この瞬間に“ちょうどいい関わり方”を見つけていくこと。

 

そしてその道しるべを、

時には一本の棒人間で描いてみる。

 

そんな小さな工夫が、

場にやさしい風を吹かせてくれるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★登録特典★
  『棒人間の描き方動画』
7本プレゼント