イラストで伝える・見せる・考える
誰でも描けるイラスト講座

『ばけばけ』小泉八雲のオープンマインド

ブログ

 

 

今週から始まりました!!

朝の連続テレビ小説『ばけばけ』

 

 

 

 

みなさんご覧になりましたか?

『あんぱん』ロスもそこそこにw

初回から楽しみにしていた作品で、

朝からすごく温かい気持ちになりましたね~。

 

 

キービジュアルもそうですが

オープニングがとってもシンプルで

素朴さの魅力を感じました。

 

 

 

今回の作品は、

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の

妻・セツさんを主人公に、

 

日本の怪談文化とその背景にある

「心」を描こうとしているんですよね。

 

前作『あんぱん』に続いて、

また一人のクリエイターと

その家族に光を当てるドラマになっていて、

個人的にはものすごく興味深く

ワクワクするテーマです。

 

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

 

 

小泉八雲ってどんな人?

 

 

僕も『ばけばけ』の放送が始まると聞いてから、

小泉八雲のことを少しずつ勉強してます。

 

 

 

 

約120年前、ギリシャ生まれで

アイルランド育ちのラフカディオ・ハーンは、

明治時代の日本に渡り、

 

日本名「小泉八雲」として

生涯を終えた文学者。

 

 

当時は西洋化が進む時代だったのに、

彼は逆に、庶民の暮らしや伝統文化、

 

自然の美しさといった

「失われつつあるもの」に強く惹かれたんです。

 

 

 


八雲は「怪談」の作家として有名ですが、

実は民俗・文化を描いた「紀行文」に本領があって、

 

日本人が見過ごしがちな生活の風景や信仰、

そこに込められた想いを丁寧に記録しているんですね。

 

 

 

 

 

 

日本各地の何気ない風景や人々の暮らし、

信仰や祭りといった風習に触れながら、

八雲はそこに宿る“魂の気配”を鋭く感じ取り、

丁寧に言葉で描いています。

 

 

日本人である僕たちが

当たり前すぎて見過ごして

しまうようなことの中に、

 

 

八雲は「宝物」のような

価値を見出していたんですね。

 

 

彼が“外側の人間”としての

視点を持っていたからこそ、

見えた風景や響いた心の声が

あったのだと思います。

 

 

異文化理解としての「オープン・マインド」

 

小泉八雲が作品の中で

僕たちに残してくれた大切な

メッセージのひとつに、

 

「オープン・マインド」があります。

 

 

 

オープンマインドとは

自分の感覚を解き放ち、

他者に温かい眼差しを向けること。

 

相手の立場に寄り添い、

理解しながら共鳴していく姿勢。

 

 

 

ドラマの冒頭でのシーンで

「学がない」と落ち込む主人公のおトキさんに

ヘブンさんが言った

「学があれば怪談など

くだらないものと見做されただろう。」

 

ってセリフによって

 

日本の文学を再発見した

小泉八雲さんの人物像を

一言で物語ってましたね!

 

 

一方で、八雲の魅力は、

日本の良いところだけを

称賛するのではなく、

 

 

違和感やギャップにも

ちゃんと目を向けて

 

ただ観察するのではなく、

日本人の立場に立って

「どう感じているか」を

理解しようとしていて

 

 

 

山や川、石にすら神が宿るという

日本の精神性も、

八雲はとても豊かで魅力的に

捉えてくれたそうです。

 

すごい事ですよね。

 

 

 

小泉八雲のこのあり方って

 

これはまさに、

現代で言うところの

“多様性理解”の姿勢ですよね。

 

 

今の世の中は、どうしても

目に見えるもの、数値化できるもの

だけで物事を判断しがちです。

 

また、自分と違う考え方や

文化に対して壁をつくってしまう、

不寛容な空気も根強いですよね。

 

だからこそ、

 

八雲のように“見えないもの”に想像力を働かせ、

異なる文化や心にも「寄り添ってみる」姿勢って、

すごく大切な事を届けてくれていますよね。

 

 

 

「見えないもの」を感じていこう

 

怪談や民話の背景にある、

人の想い、感情、道徳観。

 

 

八雲が描いてくれているものは、

そこにある“人間らしさ”や

“精神性”といわれています。

 

 

 

 

僕たちも、日々の暮らしの中にある

「見えないもの」や、

誰かの心の奥にある想いに、

少しでも想像力を向けられるような

優しい人でありたいですね。

 

 

そんなことを、

 

『ばけばけ』放送開始にあたって、

八雲のことを調べていく中で、

改めて感じています。

 

 

小泉八雲のようにことが大切である。

そうすることで日本文化を新たな視点から再発見できる。

 

さて、これから

半年間、どんなドラマが展開されていくのか。
僕もじっくり楽しみながら、

 

 

この世はうらめしい。けど、すばらしい。

 

 

小泉八雲とセツさんが見つけた

“日本の宝物”に、

 

オープンマインド感性を磨き、共感力を育て

どっぷり触れていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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お問い合わせ

アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
定休日 土・日・祝日

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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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