イラストで伝える・見せる・考える
誰でも描けるイラスト講座

自分勝手な正当化の理論

 

 

僕たちは日々選択の連続で生きています。

 

 

 

 

 

時には、

「より良いほう」を選んでいるつもりなのに、

良くないものを手に取ってしまったり、

 

判断を誤ったりすることもありますよね。

 

 

 

 

 

もしかすると、

 

それが“間違っている”と気づいていながらも

自ら「正当化」してしまい、

 

踏みとどまることが

できるなくなることも・・・

 

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

 

 

「正当化」が最悪な選択を・・・

 

 

今朝の中日新聞のコラムで知ったのですが、

岐阜県庁で起きた驚きのニュースが話題になっています。

 

 


50歳の課長級職員が、洗濯でダメになった食券を補おうと偽造して、

停職4カ月の懲戒処分を受けたという不祥事。

 

 

SNS界隈では「汚職事件(お食事券)」

「職権乱用(食券乱用)」とネタにされて

呆れた話ではありますが、、、

 

同い年・・・

大就職氷河期時代の狭き門を潜り抜け
せっかく積み上げてきたキャリアを

こんなセコイことで棒に振るなんて・・・ね、

 

驚きと同時に、「なぜこんなことを?」と

同世代として思わずにはいられません。

 

 

しかも、この事件をみて思うのは

 

僕たちが日常で陥りがちな

「自己正当化」の心理を

浮き彫りにしてるってこと。

 

 

 

ちょうど先週末、安達祐実さん主演の

NHKドラマ『3000万』が最終回を迎えました。

 

新感覚ドラマ『3000万』から目が離せない!

 

このドラマは道徳的ジレンマや人間心理に焦点を当て、
視聴者に多くの考察を促す内容でした。

 

「悪事」であることはわかっていながらも
それぞれの立場で「正当化」して

 

自分たちの都合よく解釈したり、責任を他人に転嫁したり、

嘘を繰り返し、絶望的な選択を積み重ねていく登場人物たちに

 

なぜか“自分を重ねてしまう”妙なリアリティがあり、

強い印象を与えるストーリー展開で目が離せませんでした。

 

 

 

この岐阜県庁の事件を知ったときに
『3000万』が描いたテーマとリンクして

 

人間の心の弱さという点で

共通する部分があるんじゃないかと思いました。

 

 

 

 

 

道徳的束縛からの解放メカニズム

 

 

人はなぜ不正な行為を正当化して

踏みとどまることができなくなるのか?

 

 

心理学者アルバート・バンデューラ博士は、

「道徳的束縛からの解放メカニズム」として

 

通常人の心には、
「悪いことはしていけない」

という良心があるのに

 

不正行為を正当化するために

“言い逃れ”の心理メカニズムが

働いてると提唱しています。

 

 

いくつか例を挙げてみるとこんな感じ

 

 

1. 道徳的正当化

 

 

「洗濯で券はダメになったけど、

お金は払ってるからいいでしょ!」

という主張ですね。

 

 

 

「自分の行為には正当な理由がある」

と思い込みであり、

 

自分のミスを誤魔化していますよね。

 

 

 

 

 

2. 責任の拡散

「食券が紙製だからダメになるんだよ!」

 

といった形で、自分の行動の責任を

環境やシステムのせいにすることで

罪悪感を軽減できるかもしれません。

 

 

逆ギレや開き直りも当てはまるかも。

 

 

 

3. 結果の歪曲

 

出ました「歪曲」!

起きた事を自分の都合よく捉える心理

 

 

「これくらい大きな問題にはならない」と考え、

不正行為の影響を軽視するパターンですね。

 

あとは「バレなきゃいい」

「バレないだろ!」というものとか・・・

 

 

 

こういった心理が

 

道徳的な規範を乗り越えてしまったり

忘れてしまったり、

無視するようになってしまうんですね。

 

 

 

怖い、怖い・・・・あせあせ (飛び散る汗)

 

 

 

 

 

こうした理論は

 

横領や犯罪行為が行われる時に

注目されるものではあるけど、

 

 

これって他人事じゃない・・・

って感じる人結構いるんじゃないかな?

 

 

– 「ほんの少しならルールを破っても大丈夫」
– 「みんなもやっているから問題ない」

 

 

棒人間でいろんな「いいわけ」考えてみた!

 

 

日常に潜む「小さな正当化」

こうした心理は、実は誰にでも起こり得るものです。

 

でもやっぱり一見小さな行為でも、

それが積み重なったり、明るみになれば

あっという間に信頼を失墜させてしまいます。

 

 

 

 

「自己正当化の罠」に陥らないために

 

 

こうした「自己正当化の罠」に陥らないために

 

「これくらいならいいや」という小さな妥協が

大きな問題になることを忘れないことや

 

何か問題が起きたとき、自分の行動を見直し

他人や環境のせいにしない習慣を持つことが大切です。

 

 

あと、人の心は弱いものです。

 

だからこそオープンなコミュニケーションができる環境を整え、

どんな状況でも「正しい行動」が選べる文化を

みんなで創っていくことが大切ですね!

 

 

 

 

 

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河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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