言葉の意味を知ると、
ふっと元気をもらうことがあります。
だから僕は時折、
普段なにげなく使ってる言葉でも、
逆に初めて見る言葉でも、
ちょっと気になると、
すぐに意味とか由来を調べちゃうんです。
もう癖みたいなものでw
で、
最近あらためて
力をもらったのが、
「正念場」
という言葉でした。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
正念場っていうと
今は「ここぞという勝負どころ」
みたいに使われますよね。
人によっては、
追い込まれている状況であったり、
崖っぷち・・・、後がない・・・、
みたいなイメージを持っている
ひともいるんじゃないでしょうか?

だからつい、
「何が何でも踏ん張らねば」と、
ぐっと身構えてしまう。
僕もこれまでは、
そういう“気合いの言葉”
だと思っていました。
でも、
由来をたどってみたら、
ちょっと違う感じなんですよね。
もともとは
歌舞伎や浄瑠璃の世界の言葉でした。
役の性格や心の深いところ——
「性根(しょうね)」を、
じっくり表現する一番の見せ場を
「性根場(しょうねば)」と呼んだそうです。
そこに仏教の「正念」、
雑念を払って心を澄ませておくという意味が重なって、
「正念場」になったといわれています。

おもしろいのは、
本来は力んで踏ん張る場面ではない、
ということ。
役者でいえば、歯を食いしばって演じるんじゃなくて、
自然とその役になりきっている状態なんですね。
考えてみると、
舞台の上でも、力んだ瞬間に
「演じている」のが透けて見えてしまう。
スッと役が入ってくるのは、
心に余白があって、澄んでいるから
そんな風に捉えることができそうです。
演劇や芝居に対してズブの素人が
偉そうなこと言って恐縮ですが…
これは、講師やスピーカーとして
人前に立つ時にも言えることですし、
舞台とかそういう場所でなくても
僕らの日常には
「正念場」ってのは存在します。
この意味を知ってから、
なんだかすっと気持ちが楽になりました。
ここぞという時って、
無理をしてでも頑張らなきゃ!とか
特別な何かを搾り出さなきゃ!
とつい構えてしまいます。
でも、実は、
そんなに力んで踏ん張るところでも
ないのかもしれません。
よけいな力を手放して、
いつもの自分でそこに立てるかどうか。
問われているのは、
むしろそっちなんだなと。
大事な場面ほど、
構えない!繕わない!w
本来の自分を大切にする。
その人らしさが静かににじむ時こそ、
本当の意味での“正念場”なのかもしれません。

言葉の奥にある意味を知るだけで、
同じ場面の立ち方が変わる。
やっぱり言葉って、おもしろいですね!!
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
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| 定休日 | 土・日・祝日 |