先日、千葉県香取市へ研修に行ってきました。
その前日に鹿島神宮・香取神社を訪れたことは、
このブログでもすでにご紹介したとおりです。
実はもう一か所、
香取市といえば・・・ということで
「小江戸」と呼ばれる
佐原地区にも足を運んできました。

それはもう風情のある町並み!!
佐原は江戸時代に利根川の水運の拠点として
発展した商人の街で、その繁栄ぶりは
「お江戸見たけりゃ佐原へござれ」
とうたわれるほどだったとか。
そして
この街から生まれた偉人が
伊能忠敬です。

日本史の授業でも登場する
“日本地図を作った人”として
多くの方がそうご存じだと思います。
最近は「伊能忠敬界隈」なる言葉が
SNSなどでも話題になっているようで
伊能忠敬のように、
すごい長距離を徒歩で
移動する人々を指す言葉だそうなw
ということで、
今回、佐原の「伊能忠敬記念館」にて
あらためて“地図づくり”の全貌や偉業に触れてきました。

この方、本当にとんでもない人ですね!!!!
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

地元の人は伊能忠敬のことを
敬意と親しみをこめて「忠敬(ちゅうけい)さん」と
呼ぶそうです。
そんな忠敬さんの、
測量器具、測量図、日記などの
貴重な関係資料が保管・展示されている
『伊能忠敬記念館』

数ある展示の中でも、
もっとも心を鷲掴みにされるのが
人工衛星ランドサットが撮影した日本の姿と、
伊能忠敬たちが作った『大日本沿海輿地全図』を
重ねたパネルでした。
残念ながら撮影禁止エリアだったので
このブログでお見せすることはできないのですが、
もうこれがね、本当に鳥肌ものでした。
多少の誤差はあるにせよ、
二百年前の人たちが、
いま僕らが暮らすこの国のかたちを、
ほぼそのまんま正確に描いていた。
この事実に、僕は震えました。

そして驚かされるのが、
その前提として、当時からすでに
測量における高度な学問と技術があったということ。
江戸時代って、現代と比べたら
どこか大雑把なイメージを
勝手に抱いてしまいがちですが、
全然そんなことなくて、
緻密な測量技術を持った人たちが、
二百年も前にちゃんといた。

これは本当に素晴らしいことだなと思いました。
そしてその技術をもってして、
気の遠くなるような地道な積み重ねがあるんです。
だって、日本中の海岸線を、
自分の足で一歩一歩歩いて測っていったんですよ。
すごくないですか?
たとえば瀬戸内海ひとつ取ったって、
島が五百個もあるんです。
それを一つひとつ、丁寧に全部回っていく。

もう変態!としか言いようがなく、
畏怖すら覚えます。
しかも忠敬さん、
地図の完成を見ることなく亡くなっています。
完成したのは、なんと死の三年後。
お弟子さんたちが師の死を伏せたまま、
「先生の仕事を必ず仕上げる」と作業を続けたそうです。
こういう本気の人たちに
志が受け継がれたエピソードを聞くと、
やっぱり胸が熱くなりますね。
素晴らしい技術と、
こつこつと積み重ねる努力。
その両方が一つになって、
はじめて成し得たことなんですね。
そして何よりこの忠敬さんに惹かれるところは、
忠敬さんが日本国土の測量を始めたのが
55歳からということです。
商人として才覚を発揮しながらも
50歳で隠居、家業を息子に譲って、
そこから19歳も年下の高橋至時さんに弟子入りして、
暦学・天文学、測量を猛勉強したそうです!
忠敬さん元々好き興じて暦学を独学していたようですが
今で言ったらまさにセカンドキャリア!
「景敬、私は残りの人生を暦学に捧げようと思う」
※「景敬」は家督を譲った長男
って成瀬構文で言ったかどうかは知りませんがw
伊能忠敬の人柄って
成瀬あかりのようなイメージが湧いてきたww
こういう話を知ると
なんだか勇気が湧いてきますよね
「年齢を言い訳にするなんて馬鹿らしいな」って、
素直に思えました。
小さな積み重ねが
その先に、とんでもないものを
創りだすということもね!!

ちなみに愛知に帰ってから、
映画『大河への道』を観ました。

伊能忠敬の意思を継いで
地図を完成させた弟子たち描く、
現代と江戸時代を行き来する物語。
脚本は『JIN-仁-』『べらぼう』の森下佳子さん
このあたりの時代を描いたらピカイチの面白さ
心が温まる一本でした!!!
自分が歩いた佐原の街並みも登場して
同じところを中井貴一さんたちが歩いてる!!
嬉しかったですね~
劇中では伊能忠敬を
大河ドラマにするのは難しい・・・
という話が何度も出てきましたがw
来年の大河は、幕末がとりあげられ
勘定奉行として経済の側面から日本を守ろうとした
小栗忠順が主人公の『逆賊の幕臣』
外国の脅威と向き合った物語だけに、
忠敬さんの日本地図がどこかで重要な
アイテムとして登場してくれたら…
なんて、勝手に期待しています。
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |