「棒人間」のイラスト
・・・って聞くと、
どんなイメージが浮かびますか?
きっと多くの方が、
ペンでささっと、
サッと素早く描くもの——
そんな印象があるんじゃないでしょうか。

でも、
僕は、受講生さんに速く描くことを
全く推奨していないんです。
講座でもワークショップでも、
いつも大切にしているのはむしろ反対。
ご自分のペースで
「丁寧に描く」ことです。

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
僕の講座やワークショップでは、
一つのお手本を、みんなで一つ一つ、
注意深く観察してもらうんです。
線がどこから始まって、
どこで止まっているのか。
丸はどんな角度なのか。
手はどのくらいの大きさで、
どんな向きなのか。
急がず、ゆっくり。
すると、参加者の方から
こんな声をいただくことがあります。
こうした感想をもらうたび、
僕はとても嬉しくなります。
イラストは効率よく伝えたり
速く描くことが目的ではなくて、
その手前にある
「丁寧に観て、丁寧に描く」
という土台が必要です。
それに気づいていただくと
上達の角度が変わり
結果的に“速く描く”ことが
できるようになります。

「丁寧に描く」というと、ちょっと地味で、
回り道に聞こえるかもしれません。
でも僕は、これこそ
上達のいちばんの近道だと思っています。
雑にたくさん描いても、
実はなかなか身につきませんし、
ただ「上手く描けなかった」
「失敗した」の無限ループに陥るだけです。

逆に、一本の線をよく観て
、ていねいに引いてみる。
その一回の積み重ねが、
気づけば「サッと描ける」自分を
つくってくれるんです。
速さは、丁寧さの先についてきます。
そしてもうひとつ。
丁寧に描く時間って、
不思議と心が落ち着くんです。
慌ただしい毎日の中で、
ペンと紙にだけ向き合う数分間。
これは、絵の上達以上に、
私たち自身をいたわる時間になってくれます。
だから、
もし「自分は描くのが遅いな」と
感じている方がいたら、
どうか焦らないでください。
その丁寧さは、欠点ではなく才能です。
今日もまずは一本、
ゆっくり線を引くところから。
一緒に始めてみませんか。
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
|
| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |