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サグラダ・ファミリア完成の夜に

ブログ

 

 

天才建築家ガウディが設計し、

140年以上にわたって建設が続けられてきた

 

 

世界遺産「サグラダ・ファミリア」

 

 

ついに完成しましたね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…いやぁ~、

これって完成するものだったんですね!?w

 

 

 

「永遠に未完成」の建物だと思っていたので、
春先ごろに、このニュースを見てて

思わずツッコんでしまいました(笑)。

 

 

 

 

それで今回

“完成”と報じられているのは、

 

 

 

メインタワーである「イエスの塔」。

 

 

着工から144年、

ガウディ没後ちょうど100年のこの年に、

 

 

高さ172.5メートル!の

教会建築として世界一の聖堂が誕生したのです。

 

 

「栄光のファサード」などの工事はまだ続いていて、

全体の完成は2034年ごろの予定んんだとか。

 

 

「未完成の物語」は、

もう少しだけ続きます。

 

 

Embed from Getty Images

 

 

一昨日はローマ教皇を迎えた完成記念のセレモニー、

昨日はNHKの生中継と、二夜連続でテレビの前に釘付けでした。

 

 

その「世紀の瞬間」に立ち会えた興奮は
やぱりこのブログに記さずにはいられません。

 

 

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

 

 

図面は燃えても、魂は燃えなかった

 

実は告白すると、僕はキリスト教に対して
あまりいいイメージを持っていませんでした。

塩野七生さんの『ローマ人の物語』を

長年愛読してきた影響もあって、

 

宗教が国家の堕落、衰退の要因になったり

戦争や対立の火種になってきた歴史を、

どうしても重ねて見てしまっていたんですよね・・・

 

 

でも今回、

サグラダ・ファミリアをめぐる物語に触れて、

 

 

建築物の素晴らしさとともに

キリスト教にその見え方が変わりました。

 

ガウディが遺した設計図は、

スペイン内戦の焼き討ちでほぼ焼失。

石膏模型まで叩き壊されてしまいました。

 

ガウディ自身もすでに亡くなっており、

普通なら、そこで「終了」ですよね。

 

 

ところが後継者たちは、

 

砕けた模型の破片を何千と拾い集め、

パズルのように復元しながら建設を続けたのです。

 

ガウディが遺したのは「全部の答え」ではなく、

自然界の幾何学という「考え方」だそうで

 

 

だから図面が燃えても、

魂は受け継がれ、100年を超える「継続と継承」が
実現されてきました。

 

胸が熱くなりますね。

 

 

 

 

 

そして中継で映った聖堂内部は、

樹木のような石柱が天に伸び、

ステンドグラスの光があふれて、

まるで森の中にいるよう。

 

 

普遍的な美しさは、

どんな宗教観おも軽く超えて

感じ取れるものがありますね。

 

 

死ぬまでに一度、

この空間に入って全身で体感してみたい、

と、素直に思いましたね。

 

 

 

 

教えそのものの中にも、人を支え、

世代を超えて何かを受け継がせる普遍的な力があるのかもしれない。

そんな自分の中の小さな変化に、驚いています。

 

 

まさに“イン・ザ・メガチャーチ”状態ですねwww

 

 

 

独創性とは、起源に戻ること

 

 

ガウディの名言に、

こんな言葉があります。

 

 

 

独創性とは、起源に戻ることである
Originality is returning to the origin.

 

 

 

そしてもうひとつ

 

「直線は人間に属し、曲線は神に属する」

 

自然界に完全な直線はほとんど存在しません。

木も、波も、人の体も、すべて曲線。

 

ガウディにとって

完璧な美はすでに自然の中に完成していて、

 

人間は何かを創造するのではなく、

ただ「発見」するだけだといいます。

 

 

新しいものを

ゼロからひねり出すのではなく、

 

 

自然という起源に立ち返り、

 

木の枝分かれや貝殻の渦を

石に写し取ったのです。

 

あの聖堂の柱が曲がっているのは、

奇抜さの演出ではなく、

自然への敬意なんですね。

 

 

The sculptures on the Nativity facade of Sagrada Familia in Barcelona, Spain

 

 

新しいものをゼロからひねり出すのではなく、

自然という大元に立ち返れば、美はもうそこにある。

 

 

 

 

これを聞いたとき、

 

あらためて塩野七生さんの

この言葉と近いなって感じました。

 

 

天才とは、その人だけに見える新事実を見ることのできる人ではない。
誰もが見ていながらも重要性に気づかなかった旧事実に、気づく人のことである
(『ローマ人の物語・ハンニバル戦記』より)

 

 

 

ちょっと時代も分野も

言葉の表現も違いますが、

 

本質はひとつ

 

 

 

すでにある。

 

ということなんですよね。

 

 

 

 

だから創造の源は

「観察」なんだと思います。

 

 

 

 

「ゼロから生み出せ」

と言われると苦しいけれど、

 

よく見れば、

「もうそこにある」のです。

 

 

なら、誰にでも創造の入り口が開いている。

 

 

棒人間も同じです。

 

 

表現力の源は、描く技術よりも、

人の日常をどれだけ見ているか。

 

ふとした表情、

なにげない仕草、

感情がにじむ動き。

 

 

 

 

 

 

僕も日々、観察力を磨き、発揮しながら、

新たな棒人間を生み出し続けているんですよね。

 

それこそ表現の“完成”なんてありません^^

 

世界をちゃんと見ること。

それが、伝わる表現のいちばんの

起源なのかもしれませんね。

 

 

 

ガウディがおよそ150年前に始めた塔は、

2026年の夜、驚嘆と感動とともに
僕にそんなことを教えてくれました。

 

 

Gracias!

 

 

 

 

 

 

 

 

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アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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