NHKの「映像の世紀バタフライエフェクト」で
昭和天皇の特集を観ました。

もちろんその存在や
昭和の歴史の大きな流れは
知っていましたが
ひとりの人として
どういう時間を生きていたのかは、
深く考える貴重な時間を
与えられた気がしました。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
実は僕は、
昭和天皇と誕生日が一日違で。
子どものころはそれだけで、
なんとなく親近感のようなものを感じていました。
もちろん当時は
よく分かっていたわけではないですが、
そういうきっかけもあって、
折に触れて昭和という時代や
昭和天皇については
年号が変わって行っても
少しずつ学んできたように思います。
https://ameblo.jp/pt-kmitu/entry-12372302144.html
番組の最初で出てきたのが、
昭和という時代の始まりの話でした。
1926年12月25日に昭和が始まったのですが、
その年は残りわずかで、
昭和元年はたった7日間しかありませんでした。
そういえば、
昭和の終わりは1989年の昭和64年も、
1月1日から7日までの7日間だけ。
始まりも終わりも7日間というのは、
不思議な巡り合わせですよね。
そんなふうに始まった昭和が、
その後とても大きく揺れ動く時代になっていくことを思うと、
最初の静かなスタートとのギャップが強く印象に残ります。
中でも心に残ったのは、
若い頃の昭和天皇がパリで
地下鉄に乗ったというエピソードでした。
普段は自由に動ける立場ではない中で、
お忍びで乗った地下鉄。
そのときに感じたスピードや空気、
そして自由な感覚が、
ずっと心に残っていたそうです。
切符を大切に持ち続けていたという話を知り、
ほんの短い体験でも、
その人にとって大きな意味を
持つことがあるんだなと感じました。
それから、
昭和天皇が生物学の研究を
していたという話も印象的でした。
新しい種類を見つけたり、
論文を書いたりと、
本格的に取り組んでいたそうです。
立場だけを見ていると
想像しにくい一面ですが、
そういう時間があったことを知ると、
少し距離が近くなるような気がしました。
一方で、
政治との関わり方についての話も
考えさせられました。
立憲君主として、
できるだけ直接的に関わらないという
姿勢を大切にしていたこと。
それが結果として
難しい状況につながっていったという流れは、
簡単には言葉にできない
重さがあるように感じます。
そして、
戦後に語られた
「精神に頼りすぎて科学を軽く見てしまった」
という言葉も心に残りました。
長い時間を経たあとに
見えてくるものがあるのだと思うと、
その一言の重みを感じます。
こうして振り返ってみると、
昭和天皇という存在は、
一つの見方だけではとても捉えきれない人
だったのだと思います。

自由を感じた一人の人であり、
研究に向き合う時間を持った人であり、
そして時代の中で
大きな役割を背負っていた人でもあった。
今回の番組を通して、
歴史は出来事だけでなく、
その中で生きていた人の感覚や
時間の積み重ねでもあるのだと、
少し実感できたように思います。
後半はまた来週放送
楽しみです。
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
|
| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |