待たせたな!
そう、あの土方歳三の名台詞。
いままさにこの言葉がピッタリです。
先月末から大河ドラマ『新選組!』が
オンデマンド配信が開始されました!!
<ついに、新選組 誕生!>
大河ドラマ #新選組!
NHKオンデマンドで蔵出し配信!https://t.co/lZbBTYc4et📝各話の感想をリプライでぜひ!⬇️
(24)「避けては通れぬ道」
(25)「新選組誕生」#香取慎吾 #藤原竜也 #山本耕史 #オダギリジョー #中村勘太郎 #堺雅人 #佐藤浩市 pic.twitter.com/uqQJKliF6z— NHKオンデマンド (@nhk_ondemand) October 11, 2025
放送から20年以上、
いろいろ大人の事情なのか
制約とかなんだかんだで
再放送など見ることができなかった、
三谷幸喜さん脚本の初大河作品!
もうね、大河ファンなら
ずっとこの時を待ってた人、
多いんじゃないでしょうか。
僕もそのひとりです。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
大河ドラマ検定2級の
かわしりみつはるです(笑)
2004年放送のこの作品、
三谷幸喜さん脚本の大河ドラマ。
元々大河ファンだった三谷さんが
「こんな大河が観たかった!」という
熱い想いをそのままぶつけてて、
笑って、泣いて、心がえぐられて、
でも最後には「誠」の旗が胸に残る。
そんな作品です。
まず言いたい。
三谷幸喜さん、天才です。
放送当時は「おふざけ大河」「軽すぎる」なんて
言われてたりもしてたけど、いやいやいや、違うんです!
今見ると、『新選組!』の構成と脚本は
賛否を醸すほどに革命的で、
まさに“大河ドラマの転換点”ともいうべき作品でした。
一話ごとに丁寧に描かれる“日常”と“変化”。
一日一話のスタイルで、登場人物の呼吸や感情が全部伝わってくる。
そして、三谷さんらしいユーモア。
笑いの裏にある哀しみ。
人間味がぎゅっと詰まってるんです。
歴史の事実をちゃんとなぞるだけなら
「歴史探偵」「英雄たちの選択」を
観てれば十分でw
歴史の事実をどう解釈して
ストーリーに盛り込んでいくかが、
大河ドラマの醍醐味。
三谷さんはそれを「なるほど!」って
思わせる形で、見事に
三谷ワールドに引き込んでくれました。
史実をただ並べるんじゃなく、
人の想いや選択に焦点を当てて再構築していく。
その“納得感のあるドラマ化”が、
本作のすごさだと思います。
そして何より、キャストがヤバい。
香取慎吾さんの近藤勇のまっすぐさ、
山本耕史さんの土方歳三の理知と情熱、
堺雅人さんの山南敬助の儚さ、
藤原竜也さんの沖田総司の繊細さ…。
放送当時は「若すぎる」と言われたけど、
今見返すと全員が主演級!!
当時の三谷さんが
「20年後にはオールスターになってる」と言ってたの、
完全に的中してます。未来見えてたの?ってレベル。
あとね原田左之助を演じていた山本太郎さん。
陽気で人情味あふれる“漢@左之助”を演じていた彼が、
今は「れいわ新選組」として政治の世界で活動しているんですよね。
まさか“新選組”の名を、
現代にリアルで掲げる日が来るとは…
胸が熱くなります。
・・・で、
個人的に語らずにいられないのが――
大倉孝二さんが演じてた河合耆三郎。
あのどこか抜けてて憎めないキャラ。
序盤はコミカルで
みんなの癒しだったのに、
最後の最期は……もう胸を抉られました。
ファンの間では語り草になっている
山南さんの切腹よりも、
河合の死のほうが記憶に焼き付いて
今でも離れないです。
そしてやっぱり、
近藤と土方の描かれ方
情の近藤、理の土方。
片方だけでは成り立たない
新選組という組織を、
二人の生き方で見せてくる。
理想を貫くために情を切る土方の覚悟、震えます。
まさに“誠の裏側”を体現する男。
あのブレない合理主義、カッコよすぎです。
放送から20年。
『真田丸』や『鎌倉殿の13人』を経て、
三谷幸喜さんが大河界隈の信頼を
完全に勝ち取った今だからこそわかる。
『新選組!』は彼の原点であり、
挑戦であり、そして“愛”の塊なんです。
多摩でののどかな青春時代も、
京都での修羅のような日々も、
全部がひとつの青春。
彼らの笑顔、涙、迷い、
そのすべてが「誠」という言葉に収束していく。
ラ~ラ~ラ~、ララララ~~♪
あのオープニングテーマが流れた瞬間の高揚感、
今でも鳥肌が立ちます。
という日曜日の押しブログでした!
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
|
| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |