棒人間は口を大きく描くことで
より感情が増幅して伝えられます!
棒人間って、
シンプルな見た目だからこそ、
ちょっとしたパーツの
変化でグッと印象が変わりますよね。
その中でも「口」って、
めちゃくちゃ重要なパーツなんです。

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
今回は、棒人間を描く中でもとくに
“感情のスイッチ”になる
「口」の表現にフォーカスしてみたいと思います。
とくに「大きな口」。
これがあるだけで、
棒人間がまるで生きてるみたいに
感情豊かに動き出すんですよ!

にんまり満足。
得意げな気持ちがにじみ出る
“しし笑い”の口
ちょっと企み顔にも見えるこの表情は、
「ニヤリと勝ち誇った」
「ちょっと得意気」
「裏でうまくいった感」など、
控えめだけど深みのある感情を演出。
まさに“静かなドヤ顔”を口で表現しています。

同じ口の形でも、
上下の歯や舌
内側にストライプのように影を描くことで、
“大声を出して笑っている”姿が
デフォルメ表現できます。
笑い声が画面から飛び出しそうな勢いですね!

大きく縦横に「M字型」に開いた口は
激しく圧のある怒りを表現しています。

ギザギザに波打つ口のラインは、
激しい感情を“噛み殺してる”ような
ニュアンスを表現しています。
「ガマンできない!」
「言わずにいられない!」という
荒々しい気持ちが伝わってきます。

感情爆発!怒鳴り散しているような
全力絶叫モード!
口の中に縦線+舌が描かれることで、
“怒鳴り声”が聞こえてきそうな勢いが生れますね。

大きな四角の口。
中は塗りつぶされておらず、
“あんぐり”と開けた
無防備な感じが際立ちます。
予想外の出来事や、
びっくりしすぎて一瞬思考停止したような、
“素直な驚き”を表現しています。

口の中がタテ線で塗りつぶされて
黒くなっていることで、
勢いよく下あごが落ちたように見え
驚きがより強調されまます。

ごはんをほおばる!
ごはん”を嬉しそうに食べる素朴な喜びや
安心や日常の幸せを感じる
心の中までほかほかする食事シーンです♪

お茶碗に乗せる食べものは
自由に変えられます!
かき氷を前にしてみると
どこか子どものような
ワクワクしたような気持ちが伝わります。
ちなみに先日のブログでは
「かぶりつく棒人間」を描いてますので
こちらの大きな口も参考にしてみてください。
大きな口は、誇張された感情を
表現するのにぴったりです!
「感情のアンプ(拡声器)」
みたいなものなんですね。
口を大きく描くことは
見る人の目を引く直感的に伝わる!
感情を届けたい場面では、
まさに“最強の伝達スキル”ですね。
棒人間をもっと楽しく、
もっと伝わる存在にしたいとき。
「口」から遊んでみるのがオススメです。
あなたの棒人間に、
もっと命が宿りますよ。
棒人間は、誰でも描けるシンプルなイラスト。
でも、その奥は深く
「口」のパーツ一つとっても、
描けば描くほど、無限に表情が広がります。

ぜひ「大きな口の棒人間」で
感情をいっぱい表現してみてください!
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
|
| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |