イラストで伝える・見せる・考える
誰でも描けるイラスト講座

ネガティブ・ケイパビリティと棒人間

 

 

「答えが見つからないと不安になる・・・」
「曖昧なままでは前に進めない・・・」

 

 

そんな気持ち、抱いたことって

あるのではないでしょうか。

 

 

これまの社会では

すぐに答えを出すことが

強く求められてきました。

 

 

 

けれど一方で、

 

「すぐに答えが出ないこと」や

「立場や状況によって答えが変わること」が

 

あふれているのも事実です。

 

 

そんな時代だからこそ、

いま「ネガティブ・ケイパビリティ」という

概念が注目されています。

 

 

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

ネガティブ・ケイパビリティとは?

 

 

ネガティブ・ケイパビリティとは、

簡単にいうと「不安や曖昧さに耐える力」のこと。

 

19世紀の詩人

ジョン・キーツが提唱した言葉で、

 

性急に結論を求めず

「わからないまま」にとどまる姿勢を指します。

 

 

対になる概念として

「ポジティブ・ケイパビリティ」があり、

 

こちらは「問題を解決し、

わからないをわかるに変えていく力」

を意味します。

 

 

これまでの教育や社会生活では

ポジティブ・ケイパビリティばかりが

重視されてきましたが、

 

 

変化が激しく複雑な社会においては

ネガティブ・ケイパビリティが

ますます大切になってきているのです。

 

 

VUCA「予測困難な時代」と棒人間

 

 

 

棒人間はネガティブ・ケイパビリティを育む

 

 

ここで登場するのが

「棒人間」をはじめとする

「描くコミュニケーション」です。

 

 

 

棒人間って、とてもシンプルですよね。

頭は丸で、体と手足は線で描かれているだけ。

 

 

でも、そのシンプルさがいいんです。

見る人が自由に解釈できる余白があり、

描き手と受け手の間に

 

“曖昧さの共有スペース”が生まれるんです。

 

 

 

 

 

つまり、棒人間は「答えを押し付けない表現」。

 

これってまさに

ネガティブ・ケイパビリティを

実践することなんです。

 

 

シンプルだからこそ

受け手の想像力を引き出し、

 

 

「正解は一つじゃない」

という感覚を自然に体験できるんです。

 

 

 

 

教育の場では子どもたちの自由な想像を広げ、

リハビリやカウンセリングでは

自分の感覚や思いを引き出すきっかけになります。

 

 

 

ビジネスでも、企画の初期段階で

棒人間を使ってアイデアを出すと、

 

余白がある分、

参加者それぞれの解釈が広がって

意外な発想が生まれやすいんです。

 

 

 

完璧なデザインやリアルな絵が

必要な時ももちろんあります。

 

 

でも日常のコミュニケーションで大切なのは、

「伝える」と同時に「一緒に意味をつくる」こと。

 

 

 

 

棒人間のようなシンプルさは

受け手のイマジネーションに委ねられるから

ちょうどいいんです!!

 

 

 

「わからない」を一緒に抱えることは、

不安でもあり、同時にとてもあたたかいことです。

 

 

曖昧さを共有するからこそ、

人とのつながりはもっと柔らかく、

もっと深くなります。

 

 

棒人間は、その入口になる道具。

シンプルだけど力強いコミュニケーションのツールです。

 

 

 

 

 

次に誰かと話すとき、

ぜひ紙にちょこんと棒人間を描いてみてください。

そこに生まれる曖昧さの中から、

 

 

新しい発見や気づきがきっと見つかるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

友だち追加
 ★登録特典★
  『棒人間の描き方動画』
ぴかぴか (新しい)ぴかぴか (新しい)7本プレゼントぴかぴか (新しい)ぴかぴか (新しい)

 

 


お問い合わせ

アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
定休日 土・日・祝日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


           

イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

もっと見る