みんながそれぞれ
好き勝手に言ってきて
誰の意見をきけばいいのか
わかりません・・・
先日、プレゼンの準備をされている方から
半泣きのヘルプメッセージが来ました。
周りの人たちに
プレゼンを見てもらい
意見を求めたら
みんな好き勝手に
てんでバラバラのフィードバックを
してくるので路頭に迷ってしまった・・・
とのことでした。
まーコレって
プレゼンづくりあるあるですね。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
セミナー作りやプレゼンづくりの
初心者さんは
受講者さんのためにも
内容や伝え方が独りよがりに
なってしまわないよう
人から意見をもらうことは
成長の第一歩です。
しかしながら、
全部を聞き過ぎると、
プレゼンづくりが大混乱!!
酷いときには人間不信になって
精神崩壊を起こす可能性が
ありますので
注意が必要です。
精神崩壊はちょっと
いいすぎですがw
大事なことは
その人の意見を取り入れるかどうかは
自分で決めることです。
だから
人の意見を、聞き過ぎたり
鵜呑みにしてしまうと
混乱、迷走に陥ることが
ほとんどです。
(それはそれで成長の切っ掛けにはなるんですけどね・・・)
挙句の果てに
自分がイメージしていた事とは
全くかけ離れた方向性になってたり
気が付けば内容に納得しないまま、
プレゼンが上手くいかなかったり
結果が伴わなかったりして、
「〇〇さんが言ったから・・・
そうしたのに・・・」
なんて言い訳しちゃったりして・・・
でもそれこそが
愚の骨頂
だと思ってくださいね!
もう一つ心得ておくと良い事。
人は誰かから意見を求められると
嬉しいもので
潜在意識レベルで
「教えたがりスイッチ」
が発動します。
キャリアや実績、年収、年齢、性格、スキルなどに
関係なく、ほとんどの人は、
それが容認される場であれば
“教えたがる”“語りたがる”生き物なのですw
教え方や聞き方が
「訓練」されている人からは
的確なアドバイスやフィードバックを
もらえることもありますが、
それは専門家による
“有料”の場合が多いですよね。
一方で、
会社の同僚、仕事仲間、
コミュニティメンバーから
意見を聞く場合は、
お金もかからないし、
気軽に意見をもらえるのですが
「人の話を聞く」「人に教える」
経験もトレーニングも
未熟な方ばかりだと・・・
「みんな好き勝手に言いやがって」状態です
“素人の意見”は
ブラシュアップの切っ掛けを
生み出すこともあり、
決してあなたを
貶めようとしてるわけではなく
“真剣に”“一生けん命”
あなたに良くなって欲しいから
イロイロ“教えて”くれるはずです。
ま~、、、、
それが
質が悪い
事になってしまうケースを
何度も目の当たりにしていますがwwww
だからこそ
人の意見に
耳を傾けるのは
大事だけど
決めるのは自分であり
他人の意見を参考にする指標を
自分自身の中で
持っておくことが大事です。
その一つ考え方として
誰かが意見してくれた時に
「この人はどういう価値観で
フィードバック(意見)
してくれているのか?」
と考えながら
一旦受け止めることです。
ここでいう「価値観」とは
“その人があなたのプレゼンに
期待していること”
といってもイイかもしれません。
これはコーチングの「タイプ分け®」の
考え方を応用すると面白いです。
さ!ここからは著書である
『「棒人間」活用法』でも紹介している
4コマ図解
の登場です^^
他人の「好き勝手フィードバック」には
4つのタイプで考えると、
人の意見を冷静に処理できます。
① 社会性重視タイプ
経営者やリーダータイプの人は
この志向が強く
あなたのプレゼンが
世の中や業界に
どんな影響を与えるものなのか
期待してくれています。
フィードバックとしては
「で、どうなるの?」
「で、それを通して何を伝えたいの?」
なんて「未来」を聞いてくる人が
多いんじゃないでしょうか?
だから、
あなたの伝えたい事に
いわゆる「ビジョン」「ミッション」が
具体的に語られているかに
向き合う事ができる意見なのです。
これが攻略できたら
あなたのプレゼンのスケールは
かなり広がったものになり、
聞く人に夢や未来を
見せられることができます。
あ、でも
ありきたりの耳障りのいい言葉
選んでると見透かされますからw
“自分の言葉”見つけてください。
② 独自性重視タイプ
ここでいう「独自性」って
SWAT分析みたいな小難しい
マーケティングの考えではなく
なぜ私がこのテーマを
語るにふさわしい人間なのか?
ということであり
あなたが“本当に面白い”と
想って語ってるかどうかです。
そういう姿を期待している方の
フィードバックは
「なんで?それやってるんですか?」
「いつからやってるんですが?」
という感じで「過去」に
フォーカスしてくることが多いはずです。
だから、
あなたがそのテーマにたどり着いた経緯や
そのテーマにたいするこだわりを
具体的な言葉で丁寧にアウトプットしてください。
ヒントはすべて過去の経験に隠されているはずです。
③ 論理性重視タイプ
この価値観は言い換えると
「数字」や「正しさ」や「根拠」です。
あなたのプレゼンが
理にかなっていて、筋が通っていて
正しくあって欲しいと
期待しているため
「で、いくら売り上げたんですか?」
「いままでお客さんは何人いるんですか?」
「どのくらい勉強されたんですか?」
といったような
「現在」地点での「数字」に
まつわる事について関心が強いはずです。
だから、
こういうフィードバックに対して
“フワッ”っとした回答を返しちゃうと・・・・
さらに耳の痛いフィードバックが
返ってくるはずですwww
なので、
「数字で語る」
ことを意識するきっかけだと捉えてください。
「数字」はあなたのプレゼンを
具体的に面白くする要素なのです。
④ 情緒性重視タイプ
プレゼンは単なる「説明」ではありません。
聞き手の心を動かすことができなければ、
理路整然、スムーズな話しができたとしても
「なんか響かない・・・」
「話はうまいけど、面白くない」
なんていう
抽象的なフィードバックが返ってきます。
僕もいろんなプレゼンイベントに
挑戦した時には
この感性的なフィードバックに
苦しめられましたよ~w
ただね
決して
面白い言いまわしで
“爆笑”をとりましょうとか、
“巨額の借金”“大病”“大切な人の死”といった
話をぶち込んできて
ドラマチックな“感動話”をしましょう!
という事でもないんです。
それは講演の領域で、
プレゼンではむしろ必要ないと
僕は考えます。
じゃぁ、
プレゼンで「心を動かされたい」と想っている人は、
具体的に何に期待しているのか?
面白さを感じてくれてるのか?というと、
僕は
人の変化・成長の物語
だと考えます。
だから、
・自分が変わった・成長した
・自分の周りの人が変わった・成長した
という「成果」を
具体的なエピソード
として
自分は語れているか否かを
問われているのだと
受け止めてください。
いかがでしたか?
みんな好き勝手にフィードバックしているのは
その人が「自分の中で大切にしていること」
「あなたに期待している」ことが
ちょこっと偏っているだけなんです。
みんなの意見を取捨選択で取り入れながら
最終的には
「社会性」「独自性」「論理性」「情緒性」
のバランスが取りながら
具体的な言葉で表現すことを工夫していけば
あなたは他人の意見に
振り回されることなく、きっと
面白いプレゼンが
つくれますよ!
もし、この4つの中に入らなかたり
ゴリゴリに押し付けてくるような
意見があったときは
「貴重なご意見ありがとうございます」
って、さも「なるほど!」
というような表情で言って
笑顔で聞き流せばいいですからwwww
頑張ってください!!
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アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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