イラストで伝える・見せる・考える
誰でも描けるイラスト講座

物事を忘れないのは、「感情」が動いたかどうか。

 

 

今年もあと2日になりました。

テレビ番組もレギュラー放送をお休みして

年末の特番で彩られてますね。

 

 

 

いつも思わず観てしまうw

NHKの『チコちゃんに叱られる』

昨日(12/29)の放送は拡大版SPでしたが

 

人間の思考に関する

また興味深い切り口で

素朴な疑問を取り上げてました。

 

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

 

 

チコちゃんが

取り上げた素朴な疑問とは

 

「鍵閉めたっけ」と

不安になるのはなぜ?

という話、

そう!コレ!!
あります!あります!

 

 

外出で家を出たあとに

鍵占めたっけ?
電気切ったっけ?

パソコン落としたっけ?
エアコン切ったっけ?
などなど・・・

 

いろんな不安に駆られること

ありますよねwww

 

 

 

 

 

 

忘れないのは「感情」が伴うから

 

 

結論からいうと

「鍵閉めたっけ…となるのはなぜ?」

 

という疑問に対するチコちゃんの答えは、

 

 

鍵を閉めるという行為のとき、

人は何の感情もわかないから

 

 

 

というモノでした。

 

そもそも人間の脳は記憶できる容量に限りがあり、

一説によると17.5TB(テラバイト)と言われています。

 

テレビ録画の容量に例えると
一日16時間起きていて録画をして場合
約半年分の情報量なんだとか、

 

 

とはいえ、僕たちが毎日触れる情報は膨大です。

あらゆる事を記憶させておくとあっという間に限界が来てしまうので

ひと一人の脳でその全てを記憶することは困難です。

そのため、人間の脳は”印象の薄い情報”は
どんどん削除(=忘れる)という戦略をとっています。

 

 

そのため、脳が記憶として残す条件として

「感情動くかどうか?」が大きなポイントになる!

 

と番組でも紹介されていました。

 

 

 

コレね!

 

以前のブログで

「棒人間の脳科学!」という記事に

まとめた事と同じでお話です!

 

棒人間の脳科学!感情を伴う学び方

 

 

脳の中には大脳辺縁系と呼ばれる

「喜び」や「恐怖」などの感情や本能を司る部位があって、

 

感情が動く場面は、

人間が生きて行くために必要な情報として

脳が判断して記憶に残すという機能が付いてます。

 

 

 

 

大脳辺縁系の代表として

「海馬」と「偏桃体」があげられます。

 

 

 

「偏桃体」は、感覚や感情をつかさどる役割をもっていて

 

その隣に存在する

「海馬」は、偏桃体くんからの情報を受けて、

脳内に記憶させていく役割を担います。

 

 

 

 

 

偏桃体に与えられた

強烈な恐怖や悲しみが伴う「情報(体験)」は

海馬が「重要な情報」だと判断し記憶されます。

 

ネガティブな感情は、

なかなか忘れられなかったりしますよね・・・あせあせ (飛び散る汗)

 

 

 

とても楽しかったり、嬉しかったりした

出来事や情報も人の記憶に鮮明に残るのは

 

メチャメチャ喜んでいる偏桃体の隣で

海馬がしっかり記憶処理してくれるからです。

 

 

 

大切な情報が目の前にあっても・・・

 

受け取る側で感情が伴わないと

海馬は“必要のない情報”として

即削除してしまっているかもしれません。

 

 

 

なので

 

文字や言葉で

真面目に、一生懸命アウトプットしても

 

 

受けとる側の感情に働きかける工夫がなければ、

学びやコミュニケーションの成果が生まれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

「絵があると記憶に残りやすいですね

「棒人間って印象に残りますよね」

 

 

ということは

 

イラスト講座や研修を

体験された方が良く言われます。

 

 

 

何かを伝えたい!教えたい!のに

興味持ってもらえない、

ちゃんと伝えられない、、、

 

しっかり覚えておきたい!けど

覚えておく自信がない・・・あせあせ (飛び散る汗)

 

ときにには

 

 

いかに感情を動かすか?

ワクワクさせるか!

 

ということが

大きなポイントになります。

 

 

 

人の体感や感情にはたらきかけるには

「音楽」や「映像」や「香り」を使った

アプローチもありますが、

 

 

 

「描く」という行為は

手軽に取り入れやすく

 

「楽しい」という感情を

自然と引き出すことができます。

 

 

描きながら考えてると、

 

スーッと情報が入ってくるとか
アタマが整理されてスッキリする

と感じるのが

そうした脳の機能も背景にはるから

かもしれません。

 

 

 

 

「描くスキル」は

誰にでもすぐにできる

心を動かす仕掛けになります。

 

 

 

2024年の学びの世界に

もっともっと「描く」を取り入れた

学びの場を広げていきたいですね。

 

 

 

 

 

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アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
定休日 土・日・祝日

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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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