ここ二、三日、
ずっーーと雨が降っていますね。
この週末は二つの台風が接近していて
外出もままならない、
できる限り家の中で過ごす毎日です。
でも、窓の向こうから聞こえてくる
雨の音をなんとなく聴いていると、
これがまあ、
いろいろなんですよね。
ザーザーと激しく降る時もあれば、
ポツポツと遠慮がちな時もある。
しとしとと、
静かに降り続けるひとときもあります。
同じ「雨音」なのに、
言葉にしてみると、こんなにも違う。
そんなことを
ぼんやり考えてましたw
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
みなさんは
“雨音”を表現するときって
どんな言い方をしますか?
ぽつぽつ、ぱらぱら、しとしと、ざあざあ、
じゃあじゃあ、ぴちゃぴちゃ、ぽたぽた、
しょぼしょぼ、どしゃどしゃ、ばらばら……
しらべるといろいろ出てきますね。
正直、そんな言い方使ったことないわ!ってのもありますが・・・(笑)
降り始めは「ぽつぽつ」、
静かな本降りは「しとしと」、
激しいやつは「ざあざあ」、
叩きつける豪雨は「ゴゴゴゴゴーッ!」
同じ雨なのに、強さも速さも、
その時の気分までも、
僕らは音を言葉で塗り分けているんですね。
童謡の「あめふり」でも
ぴちぴち
ちゃぷちゃぷ
らんらんらん♪
誰もが知ってる雨音ですよね!
これって雨そのものの音というより、
長靴で水たまりをはしゃいで歩く、
子どもたちの弾む気持ちごと
写し取っている気がします。
こうした音や様子を写し取った
抽象的な言葉の表現を、
僕らは「オノマトペ」と呼んでいます。
明確に言語化できないけど
“なんかこんな感じ!”とか
言葉の意味はよくわからいが
とにかく伝わった!みたいなこと
ありますよね(笑)
このオノマトペって
よくわからないけど
伝わってくる不思議な力を
持つ言葉表現ですよね!

そんな梅雨の情緒に浸ってた中、
『ビリギャル』の作者・坪田信貴さんが、
オノマトペについて
noteで面白いことを書かれてました。
https://note.com/nobutakatsubota/n/nccefdb122aa7?sub_rt=share_pw
ところが日本語の「しとしと」は、音を写しているんじゃない。降り方の様子、しめやかで、静かで、どこか心まで湿っていくような、あの情緒ごと写し取っている。だから英語に訳そうとすると「静かに降っている」くらいにしかならなくて、あの情緒は言葉のあいだからこぼれ落ちてしまう。
( 引用:坪田信貴note記事より )
この話を読んで、
深く頷いてしまいましたね。
日本語のオノマトペって、
目の前の現象を写してるようでいて、
本当はそれを受け取った
僕らの「気持ち」
を写しているんですね。
それと同時に、
「あ、棒人間も一緒だな」
って感じました。
棒人間を描きたいという方の多くは、
目に見える行為そのものを描こうとします。
走っている、歩いている、飛び上がっている。
でも僕がずっと大事にしているのは、
その奥にある気持ちの方なんです。

どんな気持ちで走っているのか。
どんな気持ちで歩いているのか。
同じ「走る」でも、
嬉しくて走るのと、焦って走るのとでは、
イメージ違いますよね。
人は放っておくと、
目の前にある事実だけを切り取ろうとします。
でも、その裏にある気持ちを読み解く力、
観察する力こそ、これからのコミュニケーションで
どんどん大事になっていく気がするんです。

だとしたら、
オノマトペの表現を磨いていくのも、
棒人間で表していくのも、
実は同じ方向を向いているんです。
どちらも「見えるもの」の
奥にある情緒を描写しているんですよね。
雨の音を聴きながら、
そんなことをふと思った週末でした。
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
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| 定休日 | 土・日・祝日 |