「棒人間の表情を、もっと豊かに描きたい」
「感情を表現したいのに、なんだか無表情になる」
棒人間を描いていると、
こんな悩みにぶつかる人はとても多いです。
そして多くの人が、こう思ってしまいます。
「自分にはセンスがないから…」
「感性が足りないのかも…」
でも、安心してください。
棒人間の表情が豊かに見えるかどうかは、
感性や精神論の問題ではありません。
実はそこには、
誰でも再現できる
とてもシンプルな“法則”
があるんです!!
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
まず大前提として、
棒人間の表情が
うまく描けない原因は、
絵の才能・センスがないとか
気持ちを込めてないからとか
感性が乏しいから
・・・ではありません!
表情を描こうとすると、つい
「もっと感情を込めないと」
「気持ちを乗せないと」
と、精神論に引っ張られがちになります。
でも実はそれ、
棒人間を描く上では
このマインドセットが
ちょっと遠回りをさせてしまい、
描く表情の豊かさには
直結しないことが多々あります。

棒人間を描くことは、
めちゃくちゃ突き詰めていうと
感情や状況を
伝わる形に変換するための
“アイコン(記号)”です。
もちろん、
みなさんは誰かのために
描くことがほとんどなので
想いを込めて描くことは
とっても大事な事です。
しかしながら、
そのひとつ手前の
上達ポイントとして重要なのは、
「どんな気持ちで描くか」よりも、
その感情は、
表情を記号化した時に
どんな配置になっているか。
どんな線をどこに描くか?なんです。

まずは、こちらの画像を見てください。

並んでいる2つの顔。
みなさんにはどんな風に見えますか?
目と口を線だけで
表現しているのですが、
使っている線の数も、
長さも、形も、まったく同じものです。
違うのは、線の向きだけ。

左の顔は、
目も口も「水平の線」で描きました。
どこか
「落ち着いた」
「反応が薄い」
「無表情」
「感情が動かない」
ように見えませんか?

一方、右の顔。
目と口の線が「縦向き」になっています。
それだけで、
「え?」と驚いているような
何かに反応した
瞬間の表情に見えてきます。
ここで注目してほしいのは、
線を変えたり、
描き足しているわけではない、
という点です。
ただ、線の向きを変えただけ。
それだけで、
受け取る印象が大きく
変わっているんです。
つまり、人は
「線の配置」を見て、
表情や感情を認識することが
できるのです!
この水平と上下の違いから
見えてくる
棒人間の表情を
劇的に変える超シンプルな法則。
それは、
「顔のパーツの上下の
振り幅を大きくすること」
なんです。

目や口、眉といったパーツを、
顔の中でどの程度の距離感で
上下に配置しているか。
この「縦の幅」こそが、
感情の豊かさや
リアクションの大きさを
決めていくのです!
感情を無理に描こうとしなくても、
配置を変えるだけで、
表情はちゃんと伝わる。
ここが、棒人間の面白さであり、
伝える力の源なんです!!

全く同じパーツでも
上下の配置を工夫するだけで
含みや、癖のある表情になって
ちょっと面白味が増してきませんか?
これは上手く描いたというより、
配置を計算してみただけで
表情の“豊かさ”が現れてます。
棒人間の表情を
豊かにするために、
難しいことを考え
悩む必要はありません。
・パーツを少し上下にずらす
・実際の顔の構造にとらわれすぎない
・「ありえない配置」も恐れない
それだけで、
あなたの棒人間は
今よりずっと
生き生きと、感情豊かに
描き出されていきます。
まずはぜひ、
「上下(タテ)の配置」
意識して描いてみてください。

| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |