イラストで伝える・見せる・考える
誰でも描けるイラスト講座

「描くだけ」で心が整う!保健室の棒人間

 

 

イラストプレゼンマスター講座

日常で実践されている受講生さんから届く

棒人間コミュニケーションのお話は、

 

 

ぼくにとって宝物です✨

 

日々、学校や職場で

棒人間を使ってコミュニケーションや

プレゼンで活用していただき

その中で起きた出来事を

教えてもらうのが、

 

何よりの楽しみであり

励みでもあります^^

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

今回もそんな報告の中から、

とびっきり素敵なエピソードを紹介します。

舞台は、とある学校の保健室です。

 

 

気持ちを描いたら、ココロがスッキリ!

 

 

その日、ひとりの生徒が

友達とのトラブルで気持ちが落ち着かず、

担任の先生に連れられて保健室に来たそうです。

 

 

泣いているわけではないけれど、

どこか沈んだ様子。

 

 

養護教諭先生(イラスト講座の受講生)は

しばらくはそっとその生徒さんの様子を

見守っていたようですが、

 

「今日は少し違うアプローチをしてみよう」

 

と思い立ち、保健室のホワイトボードに

丸と線だけの棒人間を描いてみました。

 

「これ、真似して描いてみようか?」

 

先生がそう声をかけ、

 

「そのときどんな気持ちだった?」

「今はどう?」

「これからどうしたい?」と、

 

3つの棒人間の顔を

順番に描いていくことにしました。

 

 

 

最初は少し戸惑っていたものの

生徒さんは紙の上でペンを動かし始め

 

そしてその後は

特に先生が何か言ったわけでもなく

 

 

1枚目には悲しい顔で

「いやがらせをされて言いたかったけど言えなかった」

 

2枚目は落ち着いた表情で

「なかなおりしてよかった」。

 

3枚目は笑顔の棒人間と一緒に、

「これからはいやだったら自分の気持ちを伝える。

たのしくすごせるようにする」

 

とサクサクと用紙に

描き出してくれました。

 

 

 

一通り、描き終えたときは、

沈んでいた生徒の表情は

不思議と自然とやわらいでいたようです。

 

 

棒人間の表情から引き出す、心の流れ

 

 

この3つの棒人間のワークは

僕が講座や研修でも取り入れているもので

自然と心の動きが引き出されて行きます。

 

 

 

 

 

今回この保健室では

 

悲しみを描くことで、まず

ネガティブな気持ちを外に出す。

 

 

それを描きながら自分で整理して、

最後には「次はこうしよう」と未来を描く。

 

 

まさに、絵の中で感情が循環していくような

時間になっていたのではないかと思います。

 

 

棒人間のいいところは、

上手に描こうとしなくていいこと。
シンプルだからこそ、

その人の“素の気持ち”がそのまま表れる。

 

ペンを握る手の動きや、

線の強弱、表情の角度――

 

 

どれもが、

その瞬間の心を映してくれるんです。

 

 

 

 

絵を通じたやさしい対話

 

棒人間を介すことで

先生と生徒の間にも

自然な会話の流れが生まれています。

 

 

「どうして悲しかったの?」

と直接聞くより、

 

「この顔のとき、どんな気持ちだった?」

とイラストを介して尋ねることで、

生徒の心に無理なく寄り添うことができ

 

 

また、先生も一緒に描くことで、

自然と笑顔が生まれ、

 

「受け止めてもらえた」という

安心感が心をゆるめます。

 

 

 

🌱 棒人間がもたらす3つのチカラ

 

感情の整理
描くことで気持ちを客観的に見つめられ、心が落ち着く。

 

共感のきっかけ
絵を通して会話が生まれ、信頼関係が深まる。

 

前向きな変化
「次はこうしたい」という意欲が自然に湧いてくる。

 

 

 

 

まとめ

 

保健室という空間で、

棒人間を通して生まれた小さな対話。

 

それは、言葉では引き出しきれない部分を補う

あたたかい“心のコミュニケーション”が

生み出されていました。

 

 

棒人間は、誰でも描けるだけでなく

アプローチを工夫すれば

そこにはその人の「本音」が映ります。

 

 

たった数本の線が、

子どもの心をやわらかくほぐしてくれる。

 

 

そして棒人間は

僕だけが教えているものじゃなくて、

 

使ってくれる人の数だけ、

どんどん進化しているんですよね。

 

線と丸だけの小さな存在が、

誰かの気持ちをほどき、

また新しいコミュニケーションの形を

生み出していく――

 

 

そんな広がり方が、

なんだかすごくうれしいですね。

 

 

 

 

 

「伝わる棒人間」入門講座

<開催日程>

2025年10月26日(日)13:30~16:00

2025年11月  3日(月)19:30~22:00

2025年11月  5日(火)19:30~22:00

※講座の内容は全て同じになります。


詳細はこちら⇒https://ibd8c.hp.peraichi.com

 

 

 

 

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お問い合わせ

アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
定休日 土・日・祝日

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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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