「棒人間を描けるようになりたいけど、
練習してからじゃないと…」
といって日常やお仕事の
コミュニケーションで活用する事を
躊躇されている方は多いですね。

でも実は、その考え方こそ、
棒人間を楽しむための
一番のブレーキになってます。
棒人間は“上手く描くもの”ではなく
“気持ちを伝えるための道具”。
だからこそ、
上達してから使うのではなく、
使いながら自然に慣れていく
のが一番なんですよ。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
棒人間は「練習して上手くなる」ものではなく、
「使いながら慣れる」ものなんです。
うまく描けるかどうかよりも、
まずは気持ちを伝えることが大事。
だからこそ、
今すぐにでも始められる
ツールなんですよ。
・・・とはいえ、
せっかく今まで使ってこなかった
「描く」能力を発揮していくんだから
「すごい出来事」「とっておきの情報」
「自分の複雑な思考や感情」を
分かりやすく描かなきゃいけない!
イラストで表現しなきゃいけない!
なんて思っていませんか?
はじめの一歩の選択の段階で
無意識にハードルを上げてしまっています。

棒人間を「活用していく」第一歩・・・
日常で活用できるようにしていくために
大事なことは、
わざわざ描くほどでも
ないことを描くこと。
たとえば
普段なら文字だけで済ませるような
「ありがとう」や「お願いします」。
それをわざわざ描いてみることで、
想像を超えるコミュニケーション効果が
生まれるんです。
これを付箋(ふせん)で
伝えてみて欲しんです!!

よく“棒人間初心者”の方は
「何を描いていいかわからない」ことが
躊躇の原因だったりします。
でも棒人間で大事なのは
先ほども言いましたが、
「すごいこと」を描くこと
ではありません。
むしろ
「わざわざ描くほどでもないこと」
を描く方が、
じわっと相手の心に届くんです。
ここで役立つのが付箋という媒体。
付箋はとても気軽で、
伝え手にとっても受け手にとっても
伝達方法のハードルが低いからこそ、
自然にコミュニケーションが始まります。
たとえば
「よろしくお願いします」や「ありがとう」、
ちょっとした業務連絡。
こういうシンプルな一言に
棒人間を添えると、
言葉だけよりも
ぐっと温かみが出るんです。

基本中の基本「お願い棒人間」。
シンプルに“ぺこり”と頭を下げる姿を
描いただけですが、温かさが伝わってきます。
受け取った相手は、思わず笑顔になって
引き受けてしまうはずです^^

ニコッと目を細めて大きな口で笑うだけで、
「ありがとう!」の気持ちが一瞬で伝わります。
言葉だけでは通り過ぎてしまう感謝も、
描いて残すと“形”になって相手に届きます。
これこそが「わざわざ描くこと」の効果なんです。
顔の表情だけでも「ありがとう」が十分伝わる
というか、顔だけの方がイイんじゃないかな(笑)
棒人間は“全身を描かなきゃ!”
“全身描かないと物足りない!”
みたいな思い込みがある人も多いですが、
付箋という小さなスペースなら
“顔だけ”の方がシンプルで分かりやすいですね。
表情だけでも、
立派なコミュニケーションツールなんで
堂々と使ってください!

「確認お願いします」棒人間は、
指差しポーズで“ここ見て!”を強調。

「あとよろしく!」棒人間なら、
引き継ぎメモがぐっと柔らかくなります。
もちろん笑顔の棒人間もいいけど、
本音を漏らすようなユーモアを加えることで、
人間味が溢れて、
読む側の気持ちも和らぎますよね。

「お返事待ってます!」棒人間なんて、
催促なのにかわいくて圧迫感がない。
これなら人間関係に角を立てることなく
相手も気持ちよく返してくれそうです。
ちなみみ、用紙の内側を
手描きの罫線で囲うとちょっと映えます!
おすすめ付箋は「正方形」です。
文字と棒人間のバランスがとりやすく、
レイアウトも組みやすいです。



正方形は小さなキャンバス。
シンプルな言葉と棒人間を
自由に組み合わせて、
自分らしい表現を楽しんでください。
棒人間は「上手くなってから」じゃなくて
もうね「今すぐ」使うのが一番。
すごい作品を描こうとせず、
「お願い」「ありがとう」など、
日常のささいな気持ちを
“わざわざ描く”ところから始めてみましょう。
付箋を使えば小さく気軽に描けるし、
何より相手に渡しやすいのも魅力です。

そして最後にひとつ。
棒人間の楽しさは、
独学よりもみんなで描いてシェアするほうが、
ずっと広がりやすいんです。
仲間と一緒に笑いながら描いてみると、
きっと「棒人間ってすごい!」を
想像を越えたレベルで実感できますよ。
さあ、あなたも今すぐ、
付箋に“描くほどでもない”ひとことと
棒人間を描いてみませんか?
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |