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シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~

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この夏は

昭和100年、戦後80年

ということもあって、

 

 

NHKでは大きな特番が

いくつも放送されていました。

 

 

その中で、僕がこの週末を待ちわび

心を揺さぶられたのが

 

「シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~」です

 

 


この手の話は大好物で

ドラマとしての完成度が高いだけじゃなく、

 

見終わったあとも

長く余韻が残る作品でして、

 

 

もうこのブログに

描かずにはいられません!

 

 

 

 

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。

「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。

イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。

 

 

 

 

 

若きエリートたちが導きだした「必敗」のシナリオ

 

(写真:NHK公式Xより)

 

物語の舞台は「総力戦研究所」。

 

陸軍・海軍・官僚・民間企業から選ばれた、

平均年齢33歳の若きエリートたちが集まり、

模擬内閣を組んで日米開戦のシミュレーションを行います。

その結論は「必敗」

 

彼らは、アメリカと戦えば

必ず負けると結論づけていたのです。

 

これが史実だというから衝撃的。

 

 

コンピューターなんてない時代に、

人力と膨大な資料だけで

これほどの未来予測をしていたことに

感心すると同時に、

 

 

なんでこれだけの材料がありながら

戦争を止められなかったのか・・・

と愕然としました。

 

 

 

 

そんな物語を生み出してくれた

キャストも豪華。

 

 

特に池松壮亮さんと仲野太賀さん

この二人が来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」でも

兄弟役を演じることもあって、思わず目を引かれました。

 

今回のドラマでは、
声が裏返り怯えながら話していた池松さんが
どんな秀吉を演じるのか楽しみで仕方がありません!

 

 

しかも総力戦研究所については、
昨年の朝ドラ「虎に翼」とも繋がっているので、

NHKドラマ好きなら二重三重に興味が深まって

観ることが出来ました!

 

 

 

話がちょっとそれましたね・・・

 

 

 

 

資源問題と「空気」に支配された意思決定

 

 

作中では、戦争が避けられなかった

要因が具体的に描かれていました。

 

石油の大半をアメリカに依存していた日本は、

禁輸によって完全に追い詰められいくんだけど

 

さらにインドネシアから石油を確保しても、

米軍の攻撃で商船隊が壊滅するため
まったく意味をなさないことが

既にシミュレーションされます。

 

 

研究所発足当時は快進撃を続けていた
同盟国ドイツの敗戦も早々と予測され、

頼みの綱は次々と絶たれていき、

 

 

多角的に現状が明らかになっていく
日本の現状は絶望的です。

 

 

 

 

 

・・・そういえば、

 

 

日米開戦については
僕も過去にこんな記事を描いていたので

 

こちらも参考までに

ご覧いただけたら嬉しいです。

 

終戦記念日に想う。棒人間で昭和史を描く。

 

 

 

 

しかしそれ以上に大きな問題だったのは、

 

客観的なデータより

「精神論」や「空気」が優先されてしまったことです。

 

「大和魂で勝てる」といった言葉や

「もう引けない」という同調圧力が、

冷静な分析をかき消していった。

 

 

政府や軍だけでなく、

メディアや国民もその空気を強める

存在になっていたことを思うと、

 

背筋が寒くなります。

 

 

 

このドラマでもうひとつ

印象に残ったのは、

 

 

東條英機の描かれ方ですね。

 

「戦争回避」を主張する若者の前に立ちはだかる

強硬な開戦派だとばかり思っていたけれど、

 

実際には開戦を避けたいという葛藤も抱えていた。

 

その苦悩を佐藤浩市さんが、本人か?!と思うくらい

めちゃくちゃ再現度高く演じられてましたが、

 

首相に担ぎ上げられて、もう死にそうな表情で、

信念を語る場面は見ていて胸が締め付けられました。

 

 

これまでの戦争ドラマにはなかった切り口で、

すごく印象に残りました。

 

 

まとめ

 

「シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~」は、

 

「なぜ戦争は起きたのか、

なぜ止められなかったのか」を

 

現代の私たちに問いを投げかけてるドラマでした。

 

誰か一人の責任ではなく、

社会全体が作り上げた「空気」によって

流れが決まってしまった。

 

これは過去だけの話ではなく、

今の私たちにこそ突きつけられている

テーマでもあると思います。

 

 

重いテーマだけれど、

観る価値のある一作に出逢いました。

 

観終わったあとの、

心が震えがまだ止まりません。

 

 

歴史を知り、事実を知ることが、

未来の平和につながるんだと

強く感じた夏でした。

 

 

 

 

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アートディレクター&イラスト思考®講師
河尻 光晴 (かわしりみつはる)
住所 愛知県名古屋市
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イラストプレゼン講師

                                               
名前河尻 光晴
住まい愛知県
出身岐阜県

Profile

教育出版社の商品開発を経て、 中小企業のマーケティングやブランディングのツール企画制作に携わる。
担当したクライアントは述べ600社以上。

ライフワークとして似顔絵師としても活動しており、2015年からイラストの技法を使った研修やセミナーを開始。
講師活動と共に、教材開発・コンテンツ開発も行っている。

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