


違法薬物の密輸・密売組織の摘発や
著名人の違法薬物使用事件など
ニュースでもよく話題になる薬物問題。
特に若年層の薬物乱用が深刻化していて、
教育現場でも「どう伝えるか?」が
大きな課題になっています。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
日本の薬物依存の研究では、
薬物乱用の第一段階は、喫煙や飲酒であり、
その後、違法な薬物に移行していくといわれています。
喫煙や飲酒は違法薬物乱用のゲートウェイ(入り口)であり、
薬物乱用防止教育の対象となっています。
という事で、
受講生の保健室の先生から
薬物乱用をテーマにした
棒人間が描いてみたい
というリクエストをいただきましたので。
描き下してみました。
「ほんの一杯のつもりで飲んで・・・」が、
それが「ストレス発散の手段」となり、
いつの間にか「飲まないと落ち着かない」に…。
上記の棒人間は、もう視点が定まらないくらい
いはゆる目が座り続けている状態です。
あと、世の中には様々なアルコールが存在しますが
結構「瓶の形」でお酒の種類が描き分けられます。
多種多様な酒瓶を増やすだけで、
なんだか怖ろしい光景ですね
タバコを吸う棒人間自体は
ちょこちょことこれまでにも描いてまして
タバコ持たせて、煙を描くことで
ある程度表現はできますが、
「依存」という状態をどうしようかな?
ってところで、結構悩みましたね。
一つはこんな感じ
とにかく”吸い殻の量”を見せる事で
依存度が高い事を表現しました。
また、感情としては
はじめのうちは心を落ち着かせるために
喫煙していたんだけど、
吸っても吸っても、落ち着かない・・・
行き場のないイライラ感を
表情や動作にしてみました。
上記の棒人間はちょっと
テンション高めな印象を与えますが
その逆の“落ちた雰囲気”だと
こんな感じにしてみました👇
膝を抱えて、身体をとじさせることで
陰鬱な雰囲気が醸し出され、
タバコを吸ったところで
根本的に何も解消されているものではない
イメージを伝えています。
かなり末期の状態で
生気が失われていますね・・・
錠剤や注射器、個包装された粉末
など違法ドラッグをイメージさせるものを
身の回りに描くことで、
使用後の様子を表現しました。
オーバードーズ(Overdose)
よく耳にするようになりました。
薬の適切な使用量を超えて摂取し、
体に悪影響を与える状態で
意図的な場合も偶発的な場合も、
命に関わる危険もあるため、
薬への正しい知識を持ち、
正しく対処することが重要です。
横たわる棒人間の身体の周りに
錠剤やカプセルをいっぱい描くことで
“薬漬けになってしまった”状況を表現しています。
いかがでしたか?
いつになく
なかなかヘビーなテーマでしたが
“依存の先にいる”棒人間を見て、
「あ、これは危ない状況かも」と
直感的に感じてもらえたらと想い
ストレートに描いてみました。
飲酒や喫煙、そして薬物依存は、
いずれも生活習慣や健康に
大きな影響を与えますよね。
SNSやメディアの影響で
薬物に関する情報が溢れている今、
誤った知識を信じてしまう
若者が増えているのも現実問題と言われています。
今日の棒人間たちが
薬物依存の問題に関について、
積極的に考えるきっかけになれば幸いです。
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アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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住所 | 愛知県名古屋市 |
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定休日 | 土・日・祝日 |