情報は溢れ、日々あたらしく
更新されていく現代社会。
さらにいまはAIに聞けば、
たいていのことは簡単に
「答え」が手に入ってしまう時代です。
そんな環境だと、正解を求めて
どうしても先へ先へと進みたくなる。
というより、
進まなければならないと、
急かされていく感じすらあります。

時代の波に乗って
そのまま走り続けられる人もいれば、
どこかで行き詰まったり、
苦しさを抱えたり、
気づけば余裕をなくしている人もいる。
そんな姿を、様々な場面で
直面するようになりました。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
そもそも現実には、
どれだけ急いでも答えの出ない問題に、
ふいに出会います。
そんなとき、
無理に白黒をつけたり、
答えが出せない
自分を責めてしまったり。
しかも、
答えを出すことに縛られると、
今度は出した答えに縛られていく。
もう、ガッチガチですよね
「全員を納得させたい!」
「正解をだしたい!」
「はっきりさせたい」
という気持ちにとらわれて
かえって苦しくなったり、
問題をもっと
複雑にしてしまうこともあります。
そこで今大切にしたいことが、
「止まってみる」
という勇気なのかもしれません。

わからないものを、
わからないまま、置いておく。
最近は、
「ネガティブ・ケイパビリティ」
と呼ばれる力として注目されています。
答えがすぐには出ない時代に
必要とされている能力で、
急いで答えを求めないほうが、
かえっていい場を創りだしたり
ゴールにたどり着けることがあります。
僕が講座やワークショップで大切にしているのも、
じつはこの”急がない時間”なのだと思います。

棒人間は、ささっと描けるぶん、
スピード解決の道具だと思われがちです。
手早く描けるのは、
もちろん大きな魅力です。
でも僕が、最近面白いと思うのは、
むしろ逆のところにあって、
線がシンプルなぶん、
受け手の想像にゆだねる”余白”がある。
その余白があるからこそ、
描きながら、ふと立ち止まれるんです。
立ち止まれるからこそ、
答えを出すことよりも、
そこでじっくり感じる。

「感じる」ことに、
正解はありません。
むしろ、受け取り方や解釈のちがいを、
おたがいに楽しむ。
そんな時間になったらいいなと思っています。
絵の技術は、もちろん
積み重ねるほど伝わる力になります。
それは素早く説明できる
技術にもなっていきます。
でも、その上で大事になるのは、
「まだ答えの出ていないひととき」を
楽しめるようになること、なのかもしれません。
だから描くことは、感じることや考えることを、
もっと自由にしてくれるんじゃないかなと思うんです。
答えを急がない。
それは、止まってみる勇気。
そうやって、人とつながるあたたかい場を、
これからもつくっていきたいと思っています。

紙とペンさえあれば、
今日からはじめられます。
ちょっと立ちどまって、
描いてみてください。
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
|
| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |