「脳は見たいものしか見ていない」
「人は認知しているようで認知していない」
というようなことは
聞いた事ってありますか?
私たちが物事を認知プロセスや
脳内での情報処理には
そういった特性があることが
脳科学や認知科学の分野で
研究されています。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
一昨日(8/19)に
NHKのBSプレミアムで
ちょっと面白い番組を見ました。
ある人には美しく見える顔が、他の人には恐ろしい姿に映る。
人によって見えている現実が異なる、
顔をめぐる異常な現象が次々と街に広がっていく…。
というあらずじで、
ちょっと「世にも奇妙な物語」っぽいドラマで
夏らしいホラーとしてゾクゾクしながら観てました。
もちろんフィクションなんですが
脳科学的な根拠をもとに
物語は創られているようで
単なるホラードラマではなく
番組の終盤にはは、
実証実験による解説編も構成されていて
実際に視聴者も脳の錯覚が体験できたりと
“脳が生み出す現実”という
人間の認知能力の危うさが、
その恐怖を深めていく
というサイエンス番組でした!
地上波でシリーズ化しても
視聴者取れるんじゃないかな~!
個人的には、脳の認知については
「パレイドリア効果」にも触れられていて
嬉しくてさらに興味深く視聴してました!
気になる方は、
NHKオンデマンドかU-NEXSTで
9月5日まで視聴できるので
ぜひご覧ください。
人間の脳は発達しすぎているがゆえに
「錯覚」引き起こしたり・・・
「バイアス」がかかったり・・・
人の顔や目の前に広がる現実を
無意識のうちに
都合よく認識しちゃってるんだな・・・
ってことを改めて考えさせられます。
でも、「都合がよく」というのは
脳は外部の環境からの刺激や
膨大な情報の中から選りすぐって
自分の目標や興味に合致するもの、
あるいは生存や安全に関わる情報に
フォーカスしてくれてるわけで、
人とは違うものが見えていたり
人と違うものの見方をしている事は
人格や人間性とかは関係ないから
そこで悩む必要もないと思います。
大事なのは、
同じ状況や情報でも
人はそれぞれの脳で異なる
処理をしてしまうので
コミュニケーションや人間関係において
影響を及ぼしているんだってことを
解ってるかどうかだと思います。
他者との
意思疎通が困難だったり・・・
共感が得られなかったり・・・
偏見が生まれてたり・・・
誤解や齟齬が起きてたり・・・
するのは
認知能力の個人差によるもので
人の良し悪しではないという事です。
そういった理解を深めるためにも、
異なる視点や経験に対する
敏感さや寛容さを意識的に持って
より対話力のある効果的な
コミュニケーションスキルを磨くことが重要ですね。
棒人間も
脳の勝手な認知処理や錯覚によって
生み出される構造物といえますが
それがわかって使えるようになると
面白い自分の脳へも、相手の脳にも
意図的にアプローチできるようになります!
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アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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住所 | 愛知県名古屋市 |
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