先日の講座で、ひとりの受講生さんが
宿題のプレゼンを作り終えてきて、
こう言ったんです。

伝えたいことを考えるの、私、
得意じゃないなって分かりました!
取り組んだことが苦手だった・・・
という正直な自己開示
宿題を出した側としては、一瞬、
彼女に、負荷をかけすぎて、
なんだか悪い事したような気持に
なりかけましたが・・・w
でも、その言い方が
全然湿っぽくないのです。
カラッとして、あっけらかんと
「苦手だってわかりました~!」
って言ってるんですw
その姿がなんともユニークで、
僕は思わず
「なんでそんなに爽やかに
“苦手です”って言えるの?」
って聞いちゃいました。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
苦手って、
なんだか悪いことみたいで
できない自分を知るのは、
「落ち込むこと」「後退」
そんなふうにに扱われがちですよね。
でもね、
やらないまま勝手に
「苦手」と思い込んでることと、
やってみて
「苦手だ」と実感することって、
明らかに違うんです。
やる前の苦手は、たいてい思い込み。
やったこともないのに、
なんとなく自分には無理って決めてる。
ぼんやりした不安や恐れが
人を止めてしまったままにします。
一方、
やってみたあとの苦手は、
実感です。
ここでつまずいた、
ここは時間がかかった、
って具体的に分かってる。
輪郭がはっきりしてるから、
苦手を知って、「じゃあ次はこうしよう」と、
ちゃんと次の手がつけられる。
その受講生さんが爽やかに語れたのも、
たぶんここなんですよね。
「苦手」と感じながらも
その先に見えた、確かな手応え。
だからカラッと言えたのかもしれませんね。
おもしろいのは、実は
これは受講生さん全員に起こってることです。
他のメンバーも

もうやめていいですか?って
言おうと思ったくらい困った
と振り返ってました。
僕としては、「そんなに!?」って
ちょっとショックでしたが・・・
みんな、それぞれに苦しんでた。
でも締めくくりに、こんな言葉が出てきたんです。

一人だったら絶対にできなかった。
みんなに励まされて、同じように苦しんだおかげで、
ここまで来られました!!
同じように悩む仲間がいて、
お互いの絵に「いいね」を交わしながら、
苦手を安心して出せる。
棒人間は、
何を伝えたいかが先にあるから、
苦手だと思ってた人も、
気持ちさえあれば一枚が描けていくんです。

最初に「苦手です」と
言ってた受講生さんも、
終わってみたら
「気づきの多い時間だった」
「次は大きい絵にも挑戦したい」
と話してました。
苦手は苦手のまま。
でも、やり切った手応えが、
もう次へ向かわせてる。
一人で抱えてたら思い込みで終わってた苦手が、
みんなの中でやってみたら、
ちゃんと前へつながる実感に変わってたんですよね。
苦手の発見は、
後退じゃなくて、
前へ進んだ証。
そしてそれは、一人じゃなく、
仲間と一緒だからこそ
進んでいけるんだと思います。

| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |