人と話していると、
ふっと間があく瞬間がありますよね。
相手が黙る。
言葉が止まる。
なんだか微妙な空気が流れたり
気まずさや、緊張、焦りがでてきたり、、、
僕もね、こういう沈黙の時間が
耐えられない人間です・・・
沈黙が続くと、
なんだか不安になって、
つい質問を重ねたり、
言葉を被せたりしてしまうんです。
間を埋めなきゃ・・・って
勝手に焦っちゃう。
たぶん、同じ感覚の人、
多いんじゃないでしょうか。
でも最近、その「間」って、
受け取り方によっては、
とても味わい深いもの
なんじゃないかなと
感じるようになりました。
言葉になっていないところにこそ、
感じ取れるものがある。
しかも昔から
日本人にはその精神が育まれていて
日本語には、目の前に起こる現象や状態でも、
受け取り方しだいでいろんな解釈を与えてくれる
言葉があるんですよね!!!
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
静になっている状態や
無言、沈黙についても、
粋な言葉の表現があります。
それが「しじま」です。
僕がこの言葉に馴染みを覚えたのは
意外とけっこう以前からでして、
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』の
主題歌の歌詞の一発目に出てくるんですよね!
「しじまの底から 目覚める その柱たち」
いまでもカラオケでちょいちょい歌ってますw
なんだかカッコいい響きの出だしなのですが、
意味はちゃんと分かっていませんでしたけどね(笑)。
ジョジョ好きの人は、わかってもらえるかな?
で、このかっこいい響きの
「しじま」
あらためて調べてみたんです。
文字として一般的なのが「静寂」という漢字です。
本来は【せいじゃく】って読む熟語ですけど、
でも面白いことに、
「しじま」って
いろんな漢字が当てられるんです。
「寂寞」「静謐」「無言」「沈黙」…。
どれも、しずけさを表す言葉ですが、
いろんな表情が感じられますよね。
【しじま】の語源については
もともとは、
「口を閉じて黙っていること」
を指す言葉だそうです。
語源は「縮める」から
来ているという説があって、
口をキュッと縮めて閉じる、
その状態なんだそうです。
この縮めるって、どんな感じだろう。
口を少しとんがらせて、むすぶ感じ、
うーん、文字だと伝わりづらいので、
棒人間だとこんな感じかなw

こんな感じでしょうか。
ちょっと口をきゅっと締めている状態。
言いたいことをのみ込んで、むすんだ口。
「しじま」って、
そういう体温のある静けさ
だから声にならない言葉を
感じることができるのかもしれませんね。
いつも「間」とか「沈黙」とか
呼んでいたあの時間を、
試しに「しじま」と呼んでみると、
不思議と見え方が変わってきそうですよね!

埋めなきゃと焦っていた無言の時間が、
ちょっと味わうものに変わる。
相手が言葉を探している、
その静けさを、
一緒に過ごしていく時間になります。
これれが創りだせたら、
ただ黙っているんじゃなくて、
そこにちゃんと何かが満ち溢れてくる、
と感じられるようにくるんです。
静寂の中にこそ、
実は言葉はあふれています。
声にならなかった言葉、
言いかけてのみ込んだ想い。
相手がまだ口に出していないもの。
そういうものに耳を傾けられるようになると、
対話はぐっと深くなっていく気がします。
今、対話の技術をもう一段上げたくて、
トレーニングしてところなのですが、
それでよく分かったのは、
僕はどうやら無意識のうちに、
間を恐れていたらしいということ。
沈黙が来ると、
反射的に埋めにいってしまう
パターンがあるようです。
今までは、
それで何とかやってこれましたが、
これからは
「しじま」という言葉を胸にとどめておくことで、
間が空いても、前ほど恐れたり慌てたりしない
あり方を手に入れたいと想っています。
誰かと話していて、ふっと沈黙が訪れたら。
しじまの中にある、
言葉にならない、声にならない言葉にも、
心を寄せてみてはいかがでしょうか。
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |