連日発信しております
「心似顔絵塾展」は5日目を迎えました!!!

昨日は土曜日ということもあり
100名を越える来場者で大盛況となりました。
遊びに来て盛り上げて下さったみなさま
ありがとうございます!!!
会場には、作品を楽しむ方々
「席描き」を楽しむ方々の笑顔があふれ、
とって賑やかで温かな空気に包まれていました。

そんな中で行われたのが、特別企画
タナカサダユキ先生の講演会です。

価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
そしてこの日は、
心似顔絵塾 常務理事・
タナカサダユキ先生による
特別トークイベントを開催。

テーマは、今年2月にご逝去された
お母様との「お絵描き介護」の物語。
介護というテーマには、どこか辛さや、
切ない響きがつきまといます。
ですが、
タナカ先生が語ってくださったのは、
そのイメージをやさしく覆すような、
笑いと涙に彩られた
半年間のお絵描きの記録でした。
お母様は認知症が進み、
言葉が少しずつ失われていき
寝たきりになった
お母様との介護の日々の中、
ある日ホワイトボードに描いた
一枚の絵からはじまったやりとり。
最初はぐるぐるとした
線だったものが、
やがて先生の絵に
応えるように形を持ちはじめ、
そこに深い想いがある事に
タナカ先生も気づいていく

そこには母と子の、
そして先生を支えた奥様との
「三人四脚の時間」がありました。
「もっともっと描きたかったんじゃないかな。
でも、もう十分描かせてもらった、
楽しませてもらったって、
母が笑っているように思えたんです」
亡くなる3日前まで
ホワイトボードに楽描きをされ、
ケアマネさんには「また来月ね〜」と
いつものように笑顔で挨拶していたそうです。
その後、先生いわく「突然、消えていくように」
旅立たれたとのことでした。
長い介護生活の中で、
お絵描きがもたらした最後の半年間の楽しさと、
突然訪れた別れ。
タナカ先生の言葉を聞きながら
胸が締め付けられる思いがしました。
印象的だったのは、
このやり取りをSNSで発信された
毎日の「婆さん楽描き帖」について
タナカ先生は、毎日の投稿に届いたコメントを
一つひとつお母様に読み聞かせていたそうです。
「上手だね」
「かわいい絵」
「元気をもらいました」
…そんな温かな言葉に、
お母様は何度も勇気づけられ、
描く意欲を持ち続けられたんだとか。
今の時代、SNSは誹謗中傷や
ヘイトやらフェイクなど
負の側面ばかりが取り沙汰されがちです。
でも、この「楽描き帖」のまわりには、
誰かを思いやる言葉が集まり、
“優しい世界”が確かに存在していたのです。
愛犬ピースの絵の
エピソードは胸を打ちましたね。
8年間散歩を共にした
愛犬の死を知さられたお母様は、描きながら
「ピース、ピース」と何度も言葉にされたそうです。
「描く」ことでお母様は
世界とつながり続けることができた。
そしてタナカ先生ご自身も
乗り越えなければいけない事がいっぱいな中で
笑いに満ちた、楽しい時間を過ごされたといいます。
絵には、上手い下手関係なく
人を優しく包み込む力があることを
教えてくれます。
介護の現場にいると、
どうしても「できないこと」に目が向きがちです。
でも、このお話が伝えてくれたのは
「できることを一緒に楽しむ」
視点の大切さでした。
お絵描きが親子の会話になり、
笑いになり、時には涙になった。
そんな奇跡の連続が、
「優しい世界」を創り出したんだと思います。

静かな市民ギャラリーの展示会場の中で
ひと際、盛り上がり見せた似顔絵展会場
お客様も会場いっぱい!!
涙あり笑いありで聴いていただき
表情はどこか晴れやかで、
一つの介護の在り方、親子の物語に、
介護や家族の関り方に新たな希望を
感じられたのではないでしょうか。
来場された方みなさんが
描くこと、表現することが持つ力を
改めて感じたひとときでした。

何気ない楽描きが、介護の中で
「静かで深い対話の記録」に変わっていく。
あたたかくて、
ちょっと不思議な“絵の物語”は、
心をふっと緩め、
そっと大切なことに気づかせてくれる。
そんな時間を、きっとみなさんにも
過ごしていただけたのではないでしょうか。
僕自身も、昨年から
お母様がお亡くなりになるまでの
半年間、先生のSNSを通して
ずっとその記録を見守ってきました。
笑って、泣いて、励まされて、
何度も胸が熱くなった。
その体験は必ず多くの方の力になると感じ、
ぜひたくさんの人に聴いてほしいと願って
塾展にあわせて、今回の講演を企画しました。
結果として、
本当に優しい世界を観させてもらえたことに
心から感謝しています。
描くことでつながり、
知って、受け入れて、誰かを想う。
「描くことって、人を近づける力があるんだな」
と感じます。
その連鎖が生まれるのが、
この展示会かもしれませんね!!
誰かの表情を丁寧に見つめた時間は、
描かれた人の心だけでなく、
描いた人自身の心にも
何か大切なものを残してくれる。
そんなあたたかい循環が、
今日きっとここから生まれると信じています。
さて、今日(8/24)が
心似顔絵塾展も最終日です!!!
僕も最後まで会場にいますので
遊びに来てくださいね~!!

心似顔絵塾☆無料体験会
日時:9月8日(月)19:30~21:30
場所:オンライン(ご自宅から参加可能)
参加費:無料
講師:河尻光晴(日本似顔絵検定協会認定似顔絵師)
🗓 開催日:2025年8月31日(日)
📍 会場:塩尻市市民交流センター
「えんぱーく」
🕘 時間:10:00〜16:00
受講料:16,500円
絵心がなくても、だいじょうぶ。
棒人間だからこそ「想い」が伝わる体験、ぜひ味わってくださいね😊
📄 講座の詳細はこちらのLPからどうぞ:
👉 https://9u9xw.hp.peraichi.com
| アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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| 住所 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 定休日 | 土・日・祝日 |