人はなぜ絵を描くのか?
考えたことありますか?(笑)
僕が棒人間やイラストプレゼンを
みんなに伝え始めた頃、
「それイイね~!」って
言ってくれる人もいれば
「べつに絵が描けなくても
仕事に困らないし、
生きていけるよね~」
なんて言われて、
正直ちょっと落ち込んだ時期もありました。
でも、
「絵を描くこと」や
「イラストで表現すること」の価値って、
アートの世界だけじゃなくて
日常生活にも活かせるんじゃないかって思って、
「そもそも人はなぜ絵を描くのか?」っ
本質的な部分で、問答を繰り返しております。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
詳しい情報を視覚的に伝えたいなら、
写真やグラフィックで十分だし、
今ではAIで誰でも簡単に
デジタルアートやイラストが作れる時代。
けれども、そんな便利なツールがある中で、
「生成」や「作成」じゃなくて、
あえて「自分の手で描く」という行為には、
特別な価値があると僕は信じてますし、
「描く」ことの大切さは失われないでしょう。
京都芸術大学の齋藤亜矢先生は、
「なぜ絵を描くのか?」という問いに対して
シンプルに「おもしろいから」と答えています。
でも、その一言だけで終わらず、
絵を描くことの何が「おもしろい」のかを
3つのポイントで挙げています。
1. イメージの探索がおもしろい
2. イメージの外化がおもしろい
3. イメージの共有がおもしろい
五感を使ってイメージを思い描き、
それを自分の手でアウトプットして、
他の人に見てもらって喜んでもらえる。
だから「描く」っておもしろいし、
達成感や幸せを感じるんだと思います。
このような学術的な観点で
「描く」という行為に意味があることを知ると、
そもそも人間に備わっている能力なんだから、
ビジネスや日常のコミュニケーションの中でも、
「描く」を取り入れてもおかしくないはず!
自分の頭の中にあるモヤモヤしたイメージが、
手を動かすことで少しずつ形になっていく瞬間【探索】
その過程で感じるワクワク感は
何にも代えがたいものです【外化】
そして、完成した絵を誰かが見て楽しんでくれたり、
行動をしてくれたり、感想をもらったりすると、そこに歓びが生まれる【共有】
これこそが「描く」ことの醍醐味なのかもしれません。
僕は、人が絵を描く理由を一言で表すなら、
「つながるため」だと思います。
自分が描いた絵を見てくれた人が、
その絵に込めたメッセージや情報を受け取ってくれる。
そうやって、描いた人と見た人がつながるんです。
齋藤先生が提唱する「共有するおもしろさ」とも同じで、
これは絵を介したアウトプットの大きな力だと言えます。
たとえば、洞窟壁画を描いた太古の人々。
彼らは絵を通じて、私たち現代人とつながっています。
洞窟の壁に絵を描くことで
自分たちの存在を未来に伝えることができたんです。
あの法隆寺の「落書き」だって、
描いた人の声が時空を越えて
“イキイキ”と私たちに届いていますよね。
また、絵を描くことは、
自分自身との「つながり」を深める
行為でもあります。
描きながら感情が引き出されたり、
頭の中でぼんやりしていた想いが明確になったり。
これは齋藤先生が言う
「探索」と「外化」の面白さに通じる部分です。
だからこそ、「描く」という行為は
単なる趣味や遊び以上の価値を持っています。
自分自身とつながり、相手とつながり、
そして素晴らしい世界とつながるための
言葉よりも先に人類に与えられた
コミュニケーションスキルなのです!!
「描く」ことを日常に取り入れたら、
私たちのコミュニケーションはもっと豊かになり、
素晴らしい世界が広がるはず。
もっと多くの人に楽しんでほしいと思います。
きっと、今まで知らなかった
新しい自分や世界に出会えるはずです!!
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アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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