僕たち人間はみんな
複雑でさまざまな感情を持っています。
だけど、
その感情を言葉で表現するのは
簡単ではなく、
自分や他人の感情の認識や
理解が追いつかないことが多々ありますよね。
感情認識や気持ちの理解が難しいからと言って
そのまま感情を溜め込んでしまうと、
心の健康に悪影響を与える事もあります。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
喜びや悲しみ、怒りや恐怖、
驚き、嫉妬・・・・などなど
「人の感情を知識として知っておく」ことは
人との関りの上ではとっても大切で
自己理解や他者理解の基盤となります。
その感情を理解するための
一つの方法として、
いろんな感情を描いて
視覚的に表現できる
「棒人間」の効果についてお話しします。
人にはどんな感情が存在するのかを知る上で
棒人間の表情を研究するうえでも
「プルチックの感情の輪」
はとても参考になりました。
プルチックの輪は、基本的な感情を8つのカテゴリーに分け、
それぞれの感情がどのように結びついているかを
視覚的に示したものです。
これを使うことで、
感情の多様性とその相互関係を理解しやすくなります。
僕が毎月訪れている、うつ病再発防止支援センターでも、
この感情の輪を使ったセッションが行われています。
メンバーさんは自分の感情を視覚化することで、
自己理解を深めながら、
感情のセルフマネジメントも培っていきます。
棒人間を使った感情表現は、
シンプルで効果的な方法です。
線と形の組み合わせによって
喜び、怒り、悲しみ、驚きなど、
さまざまな感情を表現することができます。
さらには自分の手で棒人間を描くことで、
自分の感情を認識し、他者と共有することができます。
医療現場での研修や発達障害・療育の場でも、
視覚情報を活用したコミュニケーションの重要性が
徐々に広がってきています。
発達支援や療育の現場でも、
子どもたちが自分の感情や考えを表現する手助けとして
「コミック会話」というツールが取り入れられており
ココに棒人間の表現力がプラスされるたら、
子どもたちが自分の気持ちを絵で表現することで、
言葉では表せない感情を伝えることができ、
心の健康を保つための一助となるはずです。
感情を視覚化することで、
子どもたちだけでなく大人も、
自分の感情を客観的に見ることができ、
心の整理がしやすくなります。
棒人間を描くことは、単に絵を描くだけでなく、
自分の気持ちを明確にし、相手に伝える行為です。
このプロセスが常態化すれば
わかりやすく伝える力だけでなく
丁寧に伝えようという姿勢、
真心や配慮、相手への思いやりも養われます。
「棒人間」は、自分の手で描くことが大切です。
自分の手で描くことで、自己表現が促進され、
感情の解放が自然と行われます。
それでも、
「自分は上手く描けない・・・」と
思ってしまう方もいるかもしれませんが
絵の拙さは個性であり、
完璧である必要はありません。
重要なのは、描きながら、
お互いの変化と成長を楽しむことです。
それに、
“伝えるために”描き続けたら誰でも必ず
主観的にも客観的にも“上手くなる”もんですよ!
感情の表現は心の健康に直結します。
棒人間を使った感情表現は、シンプルでありながら深い効果を持っています。
大人も子どもも、高齢者も、感情を視覚化することで、
より良いコミュニケーションと心の健康を促進することができるでしょう。
棒人間を通じて、気持ちを素直に表現し、
他者との理解を深める一助となることを願っています。
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アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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住所 | 愛知県名古屋市 |
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定休日 | 土・日・祝日 |