障害のある子どもたちの支援(療育)において
「コミック会話」という
コミュニケーションの手法があるという事を
最近になって知りました。
コミック会話は、言葉だけではなく、
ビジュアル要素を活用することで
感情や状況を表現し、理解を助けるものですが
そのビジュアルが
「棒人間」なんです。
価値や想いを
言葉だけで伝えきれない
もどかしさに悩んでいる人を救う。
「話す」「書く」だけじゃなく
「えがく」を加えた
伝える技術の新常識をつくる。
イラストプレゼン講師
かわしりみつはるです。
書籍『棒人間活用法』を
ご購入いただいた方から
お寄せいただくメッセージの中にも
発達障害の子どもの支援で
コミック会話という手法があり、
棒人間の表現力を磨きたいと思い、
著書を購入しました。
といった感じで
「発達障害」「療育」とあわせて
「コミック会話」というキーワードを
よく目にするようになっていて
「棒人間」を介して
僕の発信と繋がって
くるようになっています!
「発達障害」という言葉は以前から
よく聞くようになりました。
最近では子どもだけではなく、
「大人の発達障害」も
メディアで取り上げられることも多くなり、
人間関係の悩みや問題にアプローチするための
見過ごせないキーワードにもなっています。
例えば
・会話のキャッチボールができない
・集団と馴染めない
・空気が読めない
・片付けや整理整頓が苦手
・ケアレスミスが多い
・約束や時間を守ることが苦手
・衝動的な発言や行動をすることがある
などなど、、、
家庭や職場、学校や社会で起こっていることを
「発達障害」で説明しようとする動きもあり、
「本人の努力が足りない」とか、
「育った環境のしつけに問題がある」とか、
「人格が良し悪し」というものではなく、
一人ひとりの特性に応じた理解や支援により、
その「違い」は「障害」ではなく
「個性」として理解していこうというのが
世の中の流れになってきています。
発達障害は、
今や「10人に1人にいる」なんて
いわれており、
時代の変化、価値観の多様性が
広がってきた中で
従来の社会規範や慣習と
個性とのギャップよって
コミュニケーションの行き違いが
起こって様々な人間関係の問題を
引き起こしており、
周囲からの言葉に傷つき、
自己肯定感を失って
「生きづらさ」を感じる人も
以前よりも顕在化してきています。
また、従来のコミュニケーションは
文字や言葉によるものが根強く
それだけでは、伝わらない、
わかり合えないということで
息詰まりを感じている人も
増えていると感じています。
だから、
絵の力を取り入れた「描く」は
コミュニケーション柔軟性や対応力を
高めてくれます。
そんな中で
アメリカのキャロル・グレイ氏が開発した
「コミック会話」は
簡単な棒人間を用いることで、
コミュニケーションの要素を可視化し、
理解を促すアプローチになっており
発達支援や療育に関わる方々が
より「棒人間」の表現力を高めたいと
考えてくださっているようです。
自分が描いて伝えたり
相手に描いてもらったり、
一緒に描いてみたり、
「描く」一つとっても
伝え方、表現のやり方には
いろんな形があります。
そんな互いに寄添いあえる
コミュニケーションの入り口となるのが
「棒人間」だと考えています。
一般的に知られている
“マッチ棒”的な棒人間とは違って
僕がお伝えしている棒人間は
様々な表情の描き方が特徴であり、
表情が描き分けられると
言語情報に加えて
感情表現がより具体的で
豊かに伝えられると考えています。
特に上手く描こうということではなく
線とカタチの組み合わせの
バリエーションを増やしていただくだけで
想いを伝える方法、
気持ちを知る方法の幅が
広げられるので
コミック会話の中でも
ぜひ活かしていただきたい
コミュニケーションの表現力です。
どんな方にも
「自分にも描けた!」を感じて頂けます。
棒人間を介した対話は、
障害を持つ人々にとって有益な
コミュニケーション手法の一つになり得ますが、
一般的なコミュニケーションスキルや、老若男女問わず
情緒的な理解を高めるためにも応用することができます。
学校、家庭、職場での
コミュニケーションの手段として
どんどん棒人間を活用して
もらえたら嬉しいです。
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アートディレクター&イラスト思考®講師 河尻 光晴 (かわしりみつはる) |
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住所 | 愛知県名古屋市 |
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定休日 | 土・日・祝日 |